お世話になっております。水木です。
このたび、AWS Certified Generative AI Developer – Professional(AIP-C01) に合格しました!
今回の合格により、AWS認定資格は通算12冠となりました。
本記事では、AIP-C01に合格するまでに実践した勉強方法や、実際に受験して感じた難易度、学習を通じて理解が深まった技術分野について紹介します。
AI関連サービスの実務経験がない状態から、約3週間の学習で合格することができたため、これから受験を検討している方の参考になれば幸いです。
試験範囲
AIP-C01では、生成AIアプリケーションの設計・開発・運用に関する幅広い知識が問われます。
特に、Amazon Bedrockを中心とした生成AIサービスの理解が、合否を左右する重要なポイントだと感じました。
個人的には、以下の技術分野を重点的に学習しておくことをおすすめします。
- RAG(Retrieval-Augmented Generation):Amazon Bedrock Knowledge Basesを活用した検索拡張生成の仕組み
- AIエージェント:Amazon Bedrock AgentsやAgentCoreを活用したエージェントの構築・運用
- モデルのカスタマイズ:ファインチューニングなどの手法と、その使い分け
- プロンプトエンジニアリング:プロンプトの設計・管理・最適化
- セキュリティとガバナンス:Guardrails、IAM、データ保護などの仕組み
- 評価と監視:生成AIアプリケーションの品質評価やトラブルシューティング
単に各サービスの用途を暗記するだけではなく、要件に応じて適切なサービスやアーキテクチャを選択できることが重要だと感じました。
例えば、RAGを構築する場合でも、データソースの種類や検索精度、アクセス制御、運用負荷などを考慮する必要があります。
各サービスの特徴だけでなく、「なぜそのサービスを採用するのか」「ほかの選択肢では要件を満たせないのか」といった観点で理解を深めることが、試験対策として有効だと思います。
AIP取得前のレベル
AWS実務経験
AWSの実務経験は約2年です。
現在は、AWS環境の設計・構築案件に参画しています。
一方で、今回の試験で出題されるAI関連サービスについては、実務で利用した経験がありませんでした。
そのため、これまでのAWS実務経験だけで対応することは難しく、試験勉強を通じて生成AI関連の知識を体系的に身につける必要がありました。
保有AWS資格
AIP受験前には、以下のAWS認定資格を取得していました。
- CLF
- AIF
- SAA
- SOA
- DVA
- MLA
- SAP
- SCS
- DEA
- ANS
- DOP
AIPは、これまで取得した資格の中でも、特にAIF、SAP、DVA、DOPとの関連性が高いと感じました。
AIFで学習したAIサービスの基礎知識に加え、SAPやDVAで学習したAWSアーキテクチャの設計・開発に関する知識が役立ちました。
また、DOPで学習した監視や運用、自動化などの考え方も、生成AIアプリケーションの運用を理解するうえで活かせたと思います。
もちろん、これらの資格を取得していなくてもAIPへの挑戦は可能ですが、AWSの基礎知識や設計・開発経験があると、学習を進めやすいと個人的に感じました。
勉強方法
今回の学習期間は、約3週間でした。
主に以下の3つの教材を活用しました。
① テキスト学習(約1週間)
2026年11月時点では、AIP-C01に特化した日本語の対策書籍がまだ限られているため、Amazon Bedrock関連の書籍を活用しました。
利用教材
Amazon Bedrock AgentCore 実践入門 Strands Agentsで構築するAIエージェント[AWS深掘りガイド]
Amazon Bedrock AgentCoreやAIエージェントについて、基礎から実践的な内容まで学習できる書籍です。
残念ながら、試験までにテキスト全体を1周することはできませんでしたが、初心者にも理解しやすい内容だと感じました。
また、こちらの著者は、以前ANSの学習でAWS Direct Connectについて理解を深める際にもお世話になりました。
難しい技術を初心者目線で分かりやすく解説されているため、個人的におすすめしたい著者です。
AIPの試験対策だけでなく、Amazon BedrockやAIエージェントについて理解を深めたい方にもおすすめできる一冊だと思います。
② CloudTech(約1週間)
CloudTechの問題集を活用しました。
約300問を3周しました。
CloudTechでは問題ごとにブックマークを付けられるため、私は以下のように色分けして管理しました。
- 赤:正解したものの、理解が曖昧だった問題
- 青:1回間違えた問題
- 緑:複数回間違えた問題
試験直前は、特に緑の問題を重点的に復習しました。
単純に正解・不正解だけを確認するのではなく、「なぜこの選択肢が正解なのか」「ほかの選択肢はなぜ不適切なのか」を説明できる状態を目指して学習しました。
生成AI関連サービスは似たような機能を持つものもあるため、サービスごとの違いや適切なユースケースを整理することが重要だと感じました。
③ Udemy(約1.5週間)
AWS認定Generative AI Developer – Professional(AIP-C01)模擬試験問題集
こちらの模擬試験問題集を活用しました。
3つの模擬試験が用意されており、それぞれ繰り返し取り組みました。
こちらの講師の教材は解説が丁寧で、図を用いた説明も多いため、非常に理解しやすいと感じています。
これまでもANS、DEA、SCS、DOPなどの学習でお世話になっており、今回も活用させていただきました。
CloudTechとUdemyを組み合わせることで、さまざまな問題パターンに触れることができました。
また、本番でも学習した内容と類似した論点がいくつか出題されたため、模擬試験を繰り返し解くことは有効だったと感じています。
ただし、問題と解答を丸暗記するだけでは対応が難しいため、解説を読み込み、関連サービスについても理解を深めることをおすすめします。
試験当日
実際に受験してみて、率直に「難しい」と感じました。
これまで複数のAWS認定資格を取得してきましたが、AIPもプロフェッショナルレベルの資格ということもあり難しいと感じました。
特に、問題文や選択肢が長いものが多く、技術的な知識だけでなく、限られた試験時間の中で要件を正確に読み取る力が求められます。
私は、以下のように問題を分類しながら解き進めました。
- 答えに自信がある問題:できるだけ即答する
- 選択肢を比較する必要がある問題:少し時間をかけて検討する
- 判断に迷う問題:フラグを付け、後から見直す
1問に時間をかけすぎると、後半の問題に使える時間が不足してしまいます。
そのため、難しい問題であっても一定時間考えて判断できなければ、一度先へ進み、最後に見直すという時間配分が非常に重要だと感じました。
私は見直しまで含めて、試験時間をほぼ使い切る形で終了しました。
試験終了直後は、正直なところ合格できたという確信はなく、「不合格の可能性も十分にある」と感じていましたので無事に合格できて安心しました。
まとめ
当初は1か月以上かけて、生成AI関連サービスについてしっかり理解したうえで受験したいと考えていました。
しかし、社内の資格取得報奨金の期限などの事情もあり、最終的には約3週間での受験となりました。
短期間での学習だったため、正直なところ理解が十分に及ばなかった分野もあります。
そのため、合格したから終わりではなく、今後も継続して知識を深めていきたいと考えています。
また、今回の資格取得を通じて得られた大きな収穫は、AI分野への興味が以前よりも強くなったことです。
個人的には、ある分野に興味を持ち、さらに深掘りしたいと思うようになるためには、まず一定の基礎知識を身につけることが重要だと感じています。
知識が増えることで、それまで理解できなかった技術の仕組みが少しずつ分かるようになり、さらに学習したいという意欲につながるのだと思います。
今回のAIP学習は、まさにそのような経験でした。
AIは今後も発展が期待される重要な技術分野であり、クラウドエンジニアにとっても無視できない存在だと考えています。
今後は、これまで培ってきたAWSの設計・構築経験を土台に、AIやセキュリティの分野にも力を入れていきたいと思います。
そして、資格取得による知識の習得だけでなく、実際に手を動かしながら、実務で活用できる技術力を身につけていくことを目標にしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

