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Oracle Databaseの起動順序を押さえましょう


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初めまして、協栄情報の陳です。

■初めに

長い間データベースの案件を携わていなかったため、忘れを防ぎ、少しずつOracle Databaseの知識を書いていこうと思っています。
まずは、データベース管理者として把握しないといけない、Oracle Databaseの起動順序からさせていただきます。
Oracle Databaseの起動順序を押さえると、Oracle Databaseの起動に失敗した場合、問題があるファイルを素早く特定できます。

■Oracle Databaseの起動順序

Oracle Databaseは3ステップで起動されます。

1.NOMOUNT

startup nomountコマンドで初期化パラメータファイルを読み込み、nomountモードで起動します。

2.MOUNT

startup mountコマンドで初期化パラメータファイル内記載している制御ファイルの位置を探しに行きます。制御ファイルを読み込んで、mountモードで起動します。

3.OPEN

最後、startup openコマンドで制御ファイル内データファイル、オンラインREDOログファイルの情報を取得する。データファイルを読み込んで、オンラインREDOログファイルを起動することでopenモードで起動します。
この時点より、databaseに書き込み、読み込みが可能となります。

■Oracle Databaseの読込ファイル順序

イメージは以下の通りです。

表で表現すると、

■最後に

もちろん毎回startup nomount→startup mount→startup openのコマンドで順次にデータベースを起動する必要がありません。
正常時、一つのコマンドstartup (open)で、データベース内部よりnomount→mount→openまで起動してもらいます。
Oracle Databaseに障害が起き、Databaseが起動できなくなった場合、以上のコマンドで各段階の起動可否を確認して、起動できないファイルが障害が起きていることを迅速に把握できます。

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