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JP1認定エンジニア(V13)に合格したので難易度と勉強法を紹介

2025年11月1日に「JP1認定エンジニア(V13)」に受験し、無事合格いたしました

 

この記事では、学習の進め方や実際に使った教材、受験してみて感じたことをまとめます。

 

 

JP1認定エンジニア(V13)に合格

 

■なぜJP1の資格を取ろうと思ったか

JP1認定エンジニア(V13)に合格しました。今までJP1/AJS3に触れていたのですが、ビューアーから即時実行やスケジュール登録をしたくらいでした。

 

前月からJP1を利用して運用を行っているプロジェクトに参画したので、一度JP1について深堀してみようと思ったのが受験のきっかけです。

 

 

■JP1認定エンジニア(V13)ってどんな試験?

JP1にはJP1技術者資格認定制度という試験が設定されています。

JP1技術者資格認定制度は、JP1の一定以上のスキルを有する技術者を日立が認定する制度です。セールスからシステム構築・運用まで目的ごと、さらにレベルごとに資格を設け、「JP1試験」により、厳格・公正な評価基準でそのスキルレベルを認定します。

 

JP1技術者資格認定制度には認定スキルに応じて、複数の認定が設定されており、わたしは今回、一番初級な「JP1認定エンジニア」を受験しました。

 

JP1認定エンジニアは、日立の統合運用管理ソフトウェア「JP1」の基本的な仕組みや代表的な製品(AJS3、IMなど)を理解しているかを確認する試験です。

 

項目 内容
試験名 HMJ-130E: JP1認定エンジニア (V13)
時間 45分
問題数 20問

 

 

■受験前の前提スキル・経験

私はもともとAWSやLinuxの運用をやっていて、ジョブ管理はAnsibleやcron、スケジューラ製品である程度触っていました。

 

また、参画中の案件でJP1の画面をたまに見ていたので、完全なゼロスタートではありません。逆にいえば「まったくの未経験」だと、用語を追うのに少し時間がかかると思います。

 

 

JP1認定エンジニアの難易度

■難易度はどれくらい

JP1認定エンジニアの難易度は、高くないです。IT関連資格と比較すると、ITパスポートやLPIC Level1、AWS CLFより簡単かと思います。

 

JP1認定エンジニアの出題内容は、製品の概要理解がメインなので、「この製品はこの機能を持っている」ということをしっかり理解してれば難しくありません。

 

 

JP1認定エンジニアの勉強方法

■学習の全体像

勉強は「各製品の全体像をつかむ→各製品がもつ機能を理解する」という順番で進めました。JP1は製品が多いので、最初から一つずつ深掘りしていくと終わらなくなります。

 

最初に“JP1全体像”を頭に入れておいて、その上に細部を載せていく方が効率が良かったです。

 

勉強時間としては、20時間ほどでした。おそらく実務で少し触っていることで、各製品の概要は理解していたからこの時間で合格できたかもしれません。JP1について全く知らない方であれば、プラス10時間hど必要になるかと思います。

 

 

■使った教材・参照したドキュメント

教材としてメインで使ったのは、「IT Service Management教科書 JP1認定エンジニア V13対応(翔泳社)」です。メインでと書きましたが、「IT Service Management教科書 JP1認定エンジニア V13対応(翔泳社)」一択で合格できます。

 

まずは「IT Service Management教科書 JP1認定エンジニア V13対応(翔泳社)」を通読します。各章の末に問題が掲載されていますが、最初は飛ばしても問題ないです。一旦JP1にはどんな製品があるかをざっくり覚えましょう。

 

通読が終わったら、各章末の問題を実施し、わからない箇所は該当の文章を読みに戻ります。

 

最後の章まで問題が解けたら、巻末の過去問を実施します。用意されている過去の問題数は20問×4試験分の80問です。

 

解き方としては、10問ずつ解きつつ、わからない問題は該当製品のページに戻り読みます。過去問ページの冒頭分に、「本番の試験を想定して45分で~」と書かれていますが、一旦無視しましょう。

 

過去問を3周すれば、JP1製品の概要はつかめているかと思います。合格するレベルとしては、ここまでの学習で十分です。

 

もし不安がある方は、製品のドキュメントで、実際の画面をみるのもいいかもしれません。

 

 

感想

■受験して良かったこと

JP1認定エンジニア(V13)の学習をしたことで、実務で使っているAJS3以外の製品について触れることができました。

 

また、AJS3の知らない機能についても知ることができたので、実務でも役に立ちそうです。

 

 

まとめ

JP1認定エンジニア(V13)は、JP1製品を概要レベルで知る試験としてちょうどいいレベルでした。

 

私自身、これをきっかけにJP1の他の製品も触れてみたいと思えました。この記事がこれから受験する方のイメージづくりの助けになればうれしいです。

 

 

参考リンク:JP1技術者資格認定制度(Version 13対応)

 

 

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