背景

WSUS更新レポートの確認方法を検証してみましたが、忘れないうちに残したいと思います。

前提条件

・検証用EC2（AMI名：Windows_Server-2022-Japanese-Full-Base-2023.11.15）が構築済みであること
・WSUS機能がインストール済みであること（下記のリンクを参照）
Windows Server2022 WSUSインストール手順
・WSUS機能が設定済みであること（下記のリンクを参照）
Windows Server2022 WSUS設定手順1（WSUS機能設定）
・Windows Server2022 WSUS設定手順3（自動でパッチ更新をインストールGPO）が設定済みであること（下記のリンクを参照）
Windows Server2022 WSUS設定手順3（自動でパッチ更新をインストールGPO）
・Windows Server2022 WSUSでWindows Defender更新プログラムが設定済みであること（下記のリンクを参照）
Windows Server2022 WSUSでWindows Defender更新プログラムのデプロイ手順

基本手順

更新の状態レポートを確認するには以下の手順を実行します。

①WSUS コンソールのツール バーで、[レポート] をクリックします。

②[レポート] ページで、[更新の状態] をクリックします。

③表示された更新プログラムの一覧をフィルタする場合は、[ビュー] で使用する条件を選択し、[適用] をクリックします。

④コンピュータ グループ別、コンピュータ別の順に更新の状態を表示するときは、必要に応じて更新プログラムの表示を展開します。

⑤更新の状態レポートを印刷するときは、[タスク] の [レポートの印刷] をクリックします。

※ディフォルトの場合、全ての更新がレポートに表示されます。
【例】

条件付き確認手順

フィルターによって、レポートに表示したい更新だけ表示する場合、フィルターを使います。

「インストール済みまたは該当しない割合」列が100％の場合、配布予定のパッチが全てインストールされていることになります。

【例】

「インストール済みまたは該当しない割合」列が100％以外の場合、配布予定のパッチがインストールされてないことになります。

【例】

1. 条件付き確認手順1(失敗の場合)

「失敗」をチェックし、「OK」をクリックする。

「失敗」が表示されることを確認し、「レポートの実行」をクリックする。

失敗の件数を確認し、次ページボタンをクリックする。

次ページで失敗更新の一覧を確認する。
特定の失敗更新の「失敗」をクリックする。

「失敗」の原因を確認する。

対象コンピューターのタスクバーの右にある通知アイコンをクリックし、通知一覧を確認する。
今回の例ではディスク容量不足が原因であることを分かりました。

容量を拡張して、次の更新タイミングで再試行する。

2. 条件付き確認手順2(必要の場合)

「必要」をチェックし、「OK」をクリックする。

「必要」が表示されることを確認し、「レポートの実行」をクリックする。

次ページで必要更新の一覧を確認する。

3. 条件付き確認手順3(必要と特定製品の組み合わせの場合)

必要と特定製品の組み合わせ（該当件数がない場合）

必要と特定製品の組み合わせ（該当件数がある場合）

参考

https://learn.microsoft.com/ja-jp/security-updates/windowsupdateservices/18128261

https://learn.microsoft.com/ja-jp/security-updates/windowsupdateservices/18111601