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SVFについて調査してみました

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経緯

案件でSVFについての知識が必要になり0から学びましたので今持っている知識をブログに書こうと思いました。
1.SVFについての概要
2.SVFのシステム構造
3.帳票設計についてSVF Designer解説

 

SVFの概要

SVFとは、日本固有の請求書や公的証明書といった複雑な帳票フォームを専用のGUIで簡単に設計し、上位のアプリケーションと連携し、安定的な業務運用(大量出力、多様な出力、デジタル化)を実現する、総合帳票基盤ソリューションです。

説明の通りGUIで帳票を設計できるということでしたが、”帳票とはなにか”についても解説します。

 

帳票とは

商取引において「帳票」という言葉が頻繁に使われます。
帳票の種類は非常に多く、業務の現場で運用を支え1.000種類以上に及びます。

帳票とは企業や個人事業主の経営活動内容を示す書類のことです。
会計用語として「帳簿」と「伝票」がありますが、帳票はこれら両方の包括を意味する言葉として使用されています。
企業では、様々な取引が日々取り交わされていますが、帳票はこれらの取引が実際に行われたを示す証跡として重要な役割をにないます。

 

帳簿とは

帳簿とは企業取引を記録することを目的に作成する企業の家計簿のようなもので、会社の経営状況の把握や確定申告や決算申告などに使用します。具体的な種類としては以下が挙げられます。

 

 

伝票とは

伝票とは、日々の取引毎に作成する書類で、帳簿の内容を証明する書類でもあります。具体的な種類としては以下が挙げられます。

 

 

帳票とはなにか踏まえた上でSVFの特徴を解説します

SVFの特徴

SVFは、一般的な伝票から日本固有な複雑な帳票フォームの設計まで幅広いデザインが可能です。それを印刷するするだけでなくPDFやExcelといった多様な出力形式での運用を実現できます。

 

さらに、帳票のレイアウトを専用のGUIで開発できるのはもちろん、Word,Excel,PDFで作成した帳票、または紙ベースで利用している帳票など、既存の帳票を活用して、簡単に帳票設計することも可能です。

 

それらの機能により、帳票設計の工数を削減し圧倒的な生産性を可能にします。

 

SVF帳票基盤化のメリット

システムの中でも特に帳票はシステムごと、拠点ごとに仕組みが独自化し、調達・運用コストが高くなる傾向にあります。

 

SVFは企業の中で個別に管理されている帳票システムを拡張しながら共通化できます。

 

帳票基盤化し、システムを一元化することで、ビジネスの変化への迅速な対応とコスト削減の両立が実現できます。
また、証跡管理等の情報も一元管理できるため、内部統制にも有効です。

 

多様なプリンターへの対応

独立系パッケージベンダーの強みを活かし、あらゆるメーカーのプリンターに標準対応。豊富なインターフェースで環境を問わずにどんなシステムでもご利用頂けます。

 

多様化する業務環境への対応

グローバル対応

日本語を含む26ヶ国語で帳票出力することができます。チャートについても8ヵ国語で表現できます。

 

多様な閲覧環境への対応

HTML5(SVG)形式での出力に対応し、スマートフォンやタブレットなどの様々なWebブラウザで帳票を閲覧できます。

 

RFID出力への対応

小売業と切っても切り離せない要素”在庫管理”において、大量の商品を一括で読み取れるかつ在庫管理のデジタル化を短時間で実現させることができるため在庫管理の効率化に繋がる技術としてRFIDタグへの出力に対応しています。従来のバーコードによる運用に加え、ICタグによる非接触の商品管理が可能になります。

 

業務に合わせたファイルごとのセキュリティ設定

さまざまなデバイスで表示・印刷ができるPDFファイル、自由度の高い画像の保存形式であるTIFFファイル、出力後に二次加工が可能なExelファイル、あらゆるブラウザで閲覧可能なSVGファイルなど、1つの帳票を用途に応じた最適なファイルフォーマットで出力することができます。PDFファイルは独自のエンジンにより、大量の出力に耐えられるように軽量化され、暗号化や文書改ざん禁止など業務に合わせてセキュリティ設定することもできます。

 

各帳票の再印刷や追跡管理が可能

印刷データのスプールファイルやユーザー情報、プリンター情報、運用状況など管理して、帳票の再印刷や証跡管理を行うことができます。威厳的な出力管理環境を構築することによって、セキュリティ対応や運用負荷の軽減など、大規模な帳票運用を実現できます。専用画面へのログインは、外部の認証サーバーが持つ認証情報を利用して、ジングルサインオンすることも可能です。(SAML認証)これにより、パスワード管理が不要になり、セキュリティ面でのリスクを低減します。

 

電子化・ペパーレス化の実現

SVFは、紙帳票の出力だけではなくPDFやExcelといった電子ファイル形式で帳票を出力することで、帳票の長期的な保管を実現します。

 

SVFによる帳票システム構造

SVFの各製品群には、大きく分けて3つの分野にわけることができます。

 

設計部

代表的な製品名は「SVFX-Designer」です。帳票を出力するには、まずデザインする必要がありますので、「SVFX-Designer」を使って帳票の見た目を定義していきます。

 

「SVFXーDesigner」のすごいところは、単純な見た目をデザインするだけではなく、改頁制御やヘッダ、小計、合計行の挿入など、帳票ないのデータに応じた見た目を変化させたい場合も、すべて「SVFX-Designer」上の設定で、ノンプログラミングで実現可能。

 

こうすることで、上位システムからは帳票の中に出力したいデータだけ出力すればいいので、データとデザインを完全に分離することができます。

 

SVF環境設定

SVFX-Designerをインストールすると、帳票のテスト印刷をするためのSVF実行部製品が同時にインストールされます。これらはSVFX-Designerをインストールしたクライアントコンピューター上の、仮想的なサーバーで動作します。

 

SVF環境設定は、テスト印刷用のSVFサーバーの動作を設定したり、出力先のプリンターを登録したりするアプリケーション。

 

接続部

代表的な製品名は「SVF Connect SUITE Standard」です。
【実行部】は「Java」で作成されていますが、帳票を出力したい上位アプリケーションには様々なアプリケーションがあるため、必ずしも「Java」で接続できるわけではありません。

 

そのため【接続部】が間に入り、上位アプリケーションから送信された様々なデータを変換することで、上位アプリケーションの違いを意識せずに【実行部】が動作することができる。

 

「SVF ConnectSTITE Standard」では。CSV(comma-separated value)やTSV(tab-separated value)、固定長などテキストファイルの取り込みや、JavaやMicrosoft.NET Framework,WindowsのCOMオブジェクトからAPIで接続するためのモジュールをご提供しています。

 

実行部

「SVF」の大半の製品はこの分野に属しています。
【実行部】は、【設計部】で構成された帳票定義体である「様式ファイル」と【接続部】で解析したデータをマージして帳票を出力する分野ですので、「何に出力したいか」に併せて製品を選択します。

 

実行部の中でも、ベース製品と呼ばれる製品があります。それが「SVFforPDF」 「SVFfor JavaPrint」「Report Director Enterprise」です。この3製品のいずれかがインストールされていないとSVFは動作することができません。

 

PDFやWindowsプリンタドライバ用の印刷データを作成するための「SVFforPDF」、プリンタに各社固有のコマンド形式で印刷をするための「SCFforJavaprint」、さらに印刷を統合管理するための「Report Director Enterprise」…とそれぞれの製品の役割がありますので。これたを選択したり組み合わせてベース製品を決定します。

 

SVFX-Designerの概要

SVFX-Designerは、SVF製品群の中で帳票設計を担うアプリケーションです。帳票フォームの設計やデータの抽出設定を、クライアントコンピューターにインストールしたアプリケーションで実施します。

 

ユーザーがSVFX-Designerで設計した内容に基に、SVF製品群のサーバー製品が紙やファイルへの帳票の出力処理を実行します。帳票設計に最適化したUIが用意されているため、プログラミングによる作りこみを大幅に削減でき、導入時はもちろん、運用中の帳票メンテナンスの効率化も図れます。

 

マニュアルで使用する用語の定義

SVF設計部製品
XML様式ファイルやクエリー様式ファイルを作成する製品です。SVFX-DesignerとSVFWeb Designerが該当します。
SVF実行部製品
SVF設計部製品で作成したXML様式ファイルと、各種データとを組み合わせ、神谷ファイルに出力する製品。
XML様式ファイル
帳票フォーム(帳票の形式、書式)が設計されたファイルです。SVF設計部製品を使って作成します。SVF実行部製品が帳票を出力する際、XML様式ファイルはユーザーアプリケーションからAPI経由で指定されて読み込まれます。
クエリー様式ファイル
データベースから取得すべきデータが指定されたファイルです。ウィンドウ上の操作でクエリを設計したい場合に、SVF設計部製品を使って作成します。SVF実行部製品が帳票を出力する際、クエリー様式ファイルはユーザーアプリケーションからAPI経由で指定されて読み込まれます。
SVFサーバー
SVF実行部製品が動作するサーバー

 

SVFX-Designerのアプリケーション構成

フォームデザイナー
帳票フォームの設計データをXML様式ファイルとして作江氏するアプリけーションです。直観的なそうさで、さまざまなニーズに応じた帳票フォームを自由に作成できる。
クエリーデザイナー
データを出力するエリアであるフィールドと、データベースのデータとの関連付けをクエリー様式ファイルとして作成するアプリケーションです。SQL文を知らなくても、ウィンドウ上の操作だけでSQL文を含むクエリーを作成できます。

 

フォームデザイナーでの帳票設計

フォームデザイナーは、帳票フォームの設計データをXML形式の様式ファイルとして作成するアプリケーションです。

 

フォームデザインでは、プログラムからのデータを出力するための「フィールド」、各種バーコード出力用の「バーコード」、画像データ出力用の「イメージ」、チャート出力用の「チャート」のほか、固定文字や短形、罫線、図形などさまざまなアイテムが用意されています。

 

ウィンドウズ上での操作で、用紙にアイテムを配置して帳票フォームを設計します。

 

フォームデザイナーの特徴

 

クエリーデザイナーでのクエリー設計

クエリーデザイナーは、帳票フォーム上のデータを出力するエリアであるフィールドとデータベースのデータとの関連づけを「クエリー様式ファイル」として作成するアプリケーションです。SQL文を知らなくても、ウィンドウズ上の操作だけでSQL文を含むクエリーを作成できます。

 

クエリー様式ファイルを使用して帳票を出力する場合、SVF実行部製品はクエリー様式ファイルに設定された定義情報にしたがってSQL文(SELECT文)を生成し、ドライバー経由でデータベースに直接アクセスしてデータを取得します。

 

その後、取得したデータを関連するXML様式ファイルのフィールドに送り、帳票を出力します。

 

クエリーデザイナーの特長
・印刷処理のプログラムコーディングを効率化できる。
・JDBCのデータソースに接続できる。

・クエリーデザイナー
データを出力するエリアであるフィールドと、データベースのデータとの関連付けをクエリー様式ファイルとして作成するアプリケーションです。SQL文を知らなくても、ウィンドウ上の操作だけでSQL文を含むクエリーを作成できます。

 

まとめ

今回は SVFとはなにか、SVFシステム構造、帳票設計概要 について解説いたしました。
SVFについてこのブログ作成とともに深く知ることができました。
今回は概要について解説しましたが、SVFを利用して帳票設計作成についても学ばなければいけません。
案件先でSVFを利用するのでうまく活用したいと思います。

 

 

参考リンク:https://www.wingarc.com/product/svf/

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