CloudShellでWorkSpacesのプロトコルを変更 ~PCoIPからWSPへ安全に切り替える方法~

こんにちは、石川です。
今回はWorkSpacesのプロトコルをCloudShellでW変更する方法を記載します。

はじめに

AWS WorkSpacesを運用していると、既存のWorkSpacesで利用している通信プロトコルを、PCoIPからWSP(WorkSpaces Streaming Protocol)へ変更したい場面があります。

WSPは、AWSが提供する新しい通信プロトコルで、ネットワーク状況の変化に強く、より安定した接続や使いやすさが期待できます。
運用の標準化という観点でも、既存のWorkSpacesを順次WSPへ切り替えたいケースは少なくないと思います。

本記事では、まずはじめに1台のWorkSpacesを対象として、
CloudShellとAWS CLIを使って、PCoIPからWSPへ変更する方法を紹介します。
いきなり複数台を変更するのではなく、まず1台で動作確認を行いたい場合の手順として参考になれば幸いです。

CloudShellで変更する流れ

今回の方法では、AWSマネジメントコンソール上でCloudShellを起動し、
AWS CLIを用いて対象のWorkSpacesのプロトコルを変更します。

大まかな流れは次の通りです。

  1. 対象のWorkSpaces IDを確認する
    2.現在の状態とプロトコルを確認する
  2. modify-workspace-properties を実行して WSP に変更する
    4.再度 describe-workspaces を実行し、変更後の状態を確認する

CloudShellはAWS CLIがあらかじめ利用できるため、
ローカル端末に特別な実行環境を用意しなくても、すぐに確認や変更を実施できる点が便利です。

具体的な手順

それでは実際の手順を記載していきます。

1.事前確認

プロトコル変更を行う前に、対象のWorkSpacesの状態を確認しておきます。
必要に応じて、対象WorkSpacesが停止している場合は起動してから作業を行います。

まずはCloudShellを開き、以下のコマンドで対象のWorkSpaces情報を確認します。

aws workspaces describe-workspaces --workspace-id ws-xxxxxxxx 
#対象のWorkSpacesIDを記載します

確認したいポイントは以下です。

  • State が AVAILABLE であること
  • Protocols が PCoIP であること

まずは、本当に変更対象がPCoIPのWorkSpacesであるかを確認することが重要です。
file

プロトコルをPCoIPからWSPへ変更する

対象のWorkSpacesが確認できたら、以下のコマンドを実行してプロトコルをWSPへ変更します。

aws workspaces modify-workspace-properties \
  --workspace-id **ws-xxxxxxxx** #対象のWorkSpacesIDを記載します \
  --workspace-properties "Protocols=[WSP]"

このコマンドでは、対象のWorkSpaces IDを明示的に指定し、
Protocols の値をWSPに変更しています。
対象を1台に限定しているため、影響範囲を抑えながら安全に確認できる点がポイントです。
file

変更結果を確認する

変更コマンド実行後、再度 describe-workspaces を実行して、設定が反映されたか確認します。

aws workspaces describe-workspaces --workspace-id ws-xxxxxxxx

ここでは、ProtocolsがWSPに変わっていることを確認します。
あわせて、状態に問題がないかも見ておくと安心です。
file

今回の手順のポイント

今回の手順は非常にシンプルですが、運用上は次のようなメリットがあります。

  • 1台ずつ対象を明示して変更できる
  • CloudShellだけで実施できる
  • ローカルにAWS CLI環境を準備する必要がない

最後に

今回は、CloudShellとAWS CLIを使って、既存のAmazon WorkSpaces 1台のプロトコルをPCoIPからWSPへ変更する方法を紹介しました。

作業自体はシンプルですが、まず1台で確認してから進めることで、想定外の影響を抑えながら安全に切り替えを進めることができます。
今後、複数台をまとめて変更したい場合も、まずはこの1台変更の流れを理解しておくとスムーズです。

次回は、複数台のWorkSpacesを対象に、一括でWSPへ変更する方法についてもまとめたいと思います。

Last modified: 2026-03-20

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