WorkSpacesのOffice2021→2024入れ替え対応について整理してみた ~CloudShellで複数台一括変更編~

こんにちは、石川です。

今回は、Amazon WorkSpacesで利用しているOfficeを、AWS CloudShellから一括で入れ替える方法を紹介します。

前回はコンソール画面からの切り替えを取り上げましたが、対象台数が多い場合は、CloudShellからCLIでまとめて実施したほうが効率的です。
本記事では、既存Officeの関連解除から、新しいOfficeの関連付け、デプロイまでを一括で実行する方法を簡潔に整理します。

はじめに

WorkSpacesのアプリケーション入れ替えは、コンソールから個別に実施することも可能です。
ただし、複数台が対象になると、同じ操作を繰り返すことになり、作業負荷やミスのリスクが上がります。

そのため、対象のWorkSpace IDをあらかじめ整理しておき、CloudShellからCLIで順番に処理する形にしておくと、作業をシンプルに進めやすくなります。

前提

実施前に、以下は確認しておきたいポイントです。

  • 対象がWindows WorkSpacesであること
  • 対象WorkSpaceの状態が AVAILABLE または STOPPED であること
  • 実行時にユーザーセッションへ影響が出ること
  • Office / Visio / Project の構成に不整合がないこと

特に、アプリケーションのデプロイ時は利用者影響が発生するため、事前周知や作業時間帯の調整は重要です。

CloudShellで一括変更する

今回は、対象のWorkSpace IDを workspaces.txt にまとめたうえで、CloudShellから以下のように処理します。

手順1

WorkSpacesIDをtxtメモにまとめます

vi workspaces.txt

手順2

以下コマンドを実行します

while read WS_ID; do
  echo "=== Processing $WS_ID ==="
  aws workspaces disassociate-workspace-application \
    --workspace-id "$WS_ID" \
    --application-id アンインストールするOfficeのID \
&& aws workspaces associate-workspace-application \
    --workspace-id "$WS_ID" \
    --application-id インストールするOfficeのID \
&& aws workspaces deploy-workspace-applications \
    --workspace-id "$WS_ID"
  echo "=== Done $WS_ID ==="
  echo
done < workspaces.txt

このスクリプトでは、1台ずつ以下の処理を実施しています。

  1. 既存Officeの関連解除
  2. 新しいOfficeの関連付け
  3. アプリケーションのデプロイ

&& でつないでいるため、途中でエラーになった場合は後続処理を止めることができます。
シンプルですが、一括作業では扱いやすい形です。

※実行画面は以下。
file

※以下のようにOffice2024がインストールされています
file

この方法のよいところ

CloudShellから実施する形にしておくと、複数台に対して同じ操作を繰り返す作業をまとめやすくなります。
また、対象IDをファイルで管理できるため、どのWorkSpaceを処理したかも追いやすくなります。

コンソールで1台ずつ操作する場合と比べると、作業の標準化がしやすく、台数が多い環境ほどメリットを感じやすいと思います。

実施時の注意点

一括変更は便利ですが、事前確認なしで流すと想定外の影響が出ることもあります。
そのため、少なくとも以下は見ておくと安心です。

  • 対象WorkSpaceの状態
  • 利用者の接続状況
  • 関連アプリケーションの構成
  • 実施対象のWorkSpace IDに誤りがないこと

特に workspaces.txt の中身は、そのまま処理対象になるため、実行前に一度見直しておくのがおすすめです。

最後に

WorkSpacesのOffice入れ替えを複数台に対して実施する場合、CloudShellからCLIでまとめて処理すると、作業をかなり整理しやすくなります。

今回のように、関連解除 → 関連付け → デプロイまでをループで流せるようにしておくと、同様の作業が発生した際にも再利用しやすくなります。
これからWorkSpacesのアプリケーション入れ替えを進める方の参考になれば幸いです。

Last modified: 2026-03-23

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