AWS運用エンジニアが気になったAWS最新情報まとめ|2026年9月号

AWSを中心にインフラの設計・構築・運用を行っているインフラエンジニアの齊藤です。

 

Amazon Web Services(AWS)は、日々新サービスや機能追加、改善アップデートをリリースしていますが、正直なところ「情報量が多すぎて追いきれない…」と感じる方も多いのではないでしょうか。

 

そこで本記事では、直近2カ月のAWS What’s NewやAWS Blogの中から、運用エンジニア目線で実務に関わりそうなアップデート・最新情報だけを厳選してご紹介します。

 

コスト最適化・セキュリティ・監視運用・サーバーレスといった観点で、

 

これは知っておいたほうがいい
現場で使えそう

 
と感じたニュースをピックアップしました。

 

日々のキャッチアップのショートカットとして、ぜひご活用ください。

 

※文章内で一部AIを用いて要約しております。

 

 

AWS運用エンジニアが気になったAWSニュース

今回紹介するニュースは、次の通りです。

 

 

 

 

 

1. AWS IAMが1ロールあたりデフォルトで20個のマネージドポリシーをサポート

AWS IAMで、1ロールあたりにアタッチできるマネージドポリシーのデフォルトクォータが10個から20個へ引き上げられました。

 

これにより、権限を目的別のポリシーに分離する場合などに、クォータ引き上げ申請が必要になるケースを減らせます。

 

20個を超える場合はService Quotasから最大25個まで申請可能です。変更は既存のIAMロールにも自動適用され、利用者側の操作は不要です。

 

 

参照ページ:https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/08/aws-iam-quota-increase/

 

✍齊藤コメント✍
これまでIAMロールにアタッチできるマネージドポリシーが10個という制約は少ないと感じる一方、その制約があるからこそ、各ポリシーが本当に必要かを慎重に吟味していました。
今回20個へ引き上げられたことで、目的ごとにポリシーを分離しやすくなった点はメリットだと思います。ただし、上限が増えたからといって安易にポリシーを増やすのではなく、これまで通り必要性や責務を意識して設計することが重要だと感じました。
 

 

2. Amazon CloudWatch エージェントが journald ログのサポートを追加

Amazon CloudWatch Agentがsystemd journal(journald)のログ収集に対応しました。Linux上のjournaldを直接読み取り、ディスク上のログファイルへ書き出すことなくCloudWatch Logsへ送信できます。

 

systemd unitや優先度、プロセス情報などのメタデータも保持でき、条件や正規表現によるフィルタリングでログ量やコストの抑制も可能です。

 

参照ページ:https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-cloudwatch-agent-journald/

 

 

✍齊藤コメント✍
これまではjournaldのログをCloudWatch Logsへ送信するために、rsyslogを追加でインストールしてログファイルへ出力する構成を採用していました。
今回、CloudWatch Agentがjournaldを直接サポートしたことで、rsyslogを介さずにログを収集できるようになり、構成をシンプルにできます。導入や設定、運用対象を減らせるため、Linuxサーバーのログ収集を設計するうえでありがたいアップデートだと感じました。

 

 

3. Amazon S3 がアクセス拒否エラーメッセージに追加のポリシー詳細情報を追加

Amazon S3のHTTP 403「Access Denied」エラーに、拒否の原因となったIAMやAWS OrganizationsポリシーのARNが表示されるようになりました。

 

同一アカウント・同一組織内のリクエストが対象で、SCP、RCP、IAMポリシー、セッションポリシー、アクセス許可境界などの明示的な拒否を特定できます。複数の同種ポリシーがある場合でも、原因調査を効率化できます。

 

参照ページ:https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/08/s3-additional-policy-details-access-denied-error-messages/

 

 

✍齊藤コメント✍
S3のAccess Deniedは、IAMポリシーやSCPなど複数の要因が関係するため、原因特定に時間がかかることがありました。

今回のアップデートで、拒否の原因となったポリシーARNまでエラーメッセージから確認できるようになったことで、調査対象を早い段階で絞り込めます。トラブルシュート時のリードタイム短縮につながる、実務上ありがたい改善だと感じました。

 

 

まとめ

AWSのアップデートは本当に数が多く、全部追いかけるのは正直しんどいですよね。
だからこそ、「運用担当として知っておきたい情報だけをサクッとまとめる」場があってもいいかなと思い、このシリーズを始めました。

 

今後も毎月、実務に効きそうなニュースをピックアップして発信していきますので、キャッチアップのショートカットとして気軽に読んでもらえたら嬉しいです。

 

 

参考リンク:What’s New with AWS

 

 

↓ほかの協栄情報メンバーのAWSについての記事を公開しています。ぜひ参考にしてみてください。
 

 
AWS運用エンジニアが気になったAWS最新情報まとめ|2026年8月号(齊藤弘樹)

 
AWS運用エンジニアが気になったAWS最新情報まとめ|2026年7月号(齊藤弘樹)

 
AWS運用エンジニアが気になったAWS最新情報まとめ|2026年6月号(齊藤弘樹)

 

 

 

Last modified: 2026-09-20

Author