AWS Certified DevOps Engineer – Professional(DOP-C02)合格体験記

皆様、お世話になっております。鈴木と申します。
現場へ入場してからもうすぐ3ヶ月が経とうとしていますが、実務で学べることが多くすごく充実した日々を過ごしております。
そんな中で今回AWS認定資格の1つであるAWS DOP(AWS Certified DevOps Engineer – Professional)の資格を取得致しました。せっかくなので取得に至った経緯と対策について振り返りもかねてブログに投稿していきたいと思います。

目次

  1. AWS DOPとは?
  2. 資格取得に至った経緯
  3. 対策
  4. アドバイス

前提

私はITエンジニアとしては2年目(1年3ヶ月目)で、以前はNWのマイグレーションに関する業務経験をしており、現在はAWS基盤の設計・構築やOS(AL2023・RHEL9)などの設計・構築も経験させていただいております。
また直近ではAnsibleを使用したOS設計に関するコード開発やソースコード管理としてGithubやGitlabを使用しております。

取得済みの資格

  • CCNA
  • LPIC101/102
  • AWS CLF
  • AWS SAA
  • AWS SOA
  • AWS SAP
  • AWS DVA

1. AWS DOPとは?

AWS DOPはAWS認定資格全12種類(2024/11/10現在)のうちの1つでProfessionalの一つとなっております。

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AWS DOP試験に合格することで、AWS Certified DevOps Engineer – Professionalに記載されている次の能力の証明になります。

AWS プラットフォーム上の分散アプリケーションシステムのプロビジョニング、運用、管理に関する技術的専門知識を示し、仲間や関係者、お客様からの信頼と信用を強化するものです。これらの適格なプロフェッショナルがいる組織は、安全でコンプライアンスに準拠した、高い可用性とスケーラビリティを持つシステムを迅速に提供することができます。

Professional資格となっているため難易度は高いです。
Associate資格であるDVAを取得していない方は先にそちらを取得することをお勧めします。

下記は公式サイトによる受験対象の方になります。

AWS Certified DevOps Engineer – Professional は、AWS 環境のプロビジョニング、運用、管理において 2 年以上の経験を持つ個人を対象とするものです。この試験を受ける前に、以下の要件を満たすことをお勧めします。
・少なくとも 1 つ以上のハイレベルプログラミング言語でのコード開発、高度に自動化されたインフラストラクチャの構築、およびオペレーティングシステムの管理の経験
・最新の開発および運用のプロセスと方法論に対する理解
・AWS で継続的デリバリーのシステムと手法を実装して管理する能力
・セキュリティ管理、ガバナンスプロセス、コンプライアンス検証の理解、実装、および自動化する能力
・AWS でのモニタリング、メトリクス、ログ記録システムを定義し、デプロイする能力

2. 資格取得に至った経緯

私の場合は3つほど理由がございましたので、ご紹介させていただきます。

知識の習得

私は上記でも述べたように現在実務でAnsibleやGithubを使用しており、コード開発周りの知識に関しては自己学習でTerraform、研修でAWS CloudFormationなどを少し触った程度でした。
新しい知識の習得や誤った理解の整理、さらにベストプラクティスに沿ったコード開発のスキル向上の一つの手段になると考えたことがDOPを受験した背景になります。

市場価値を高めるため

市場価値が高い=企業や人から求められる人材になる方法として、実務で成果を出す・経験することに加えて資格取得は、取得していない人と差別化できるものだと私は考えております。
大前提としてはやはり実務が必須になるとは思いますが、資格があることで新しい知識の獲得とその証明になることから市場価値はやはり上がるものであると考えております。

給与UPのため

弊社には資格奨励金制度があるため、上記の理由に加えて給料UPにつながるのであれば資格取得は費用対効果は高いと考え受験致しました。
また年俸交渉の材料の一つになるとも考えております。

3. 対策

1:ハンズオン

AWS-DOPで問われるAWSサービスは、開発者向けのサービスです。
実際に触れて成功体験と失敗体験をすることが私はかなり重要だと考えております。
個人的にはCI/CD周りは特にやっておいたほうが良いと思いました。
以下参考程度に私も実践した内容となっておりますのでご参考までに。

2:問題集

cloud-license
多くの人はCloudTechを使用していますが、私はcloud-licenseを利用しております。
理由は問題の量が多いのでこれ一つで対策ができるという点です。
また合格体験記なども記載されており、直近で受験した方の意見を聞くことが出来るので対策しやすいと思います。
ちなみに私が受験した際は3割程度は見覚えのある問題でした。

3:公式ドキュメント

公式ドキュメントはほかのどの情報よりも一番正確です。

これを活用しない手はないと思います。
問題を解く

不明点

解説+公式ドキュメント

時間はかかるかもしれませんが、かなり理解が深まると思います。

4.アドバイス

筆者は約1ヶ月ほど勉強してから受験致しました。
問題量が多く(75問)難易度も高いので1問にかなり時間がかかると思いますが、しっかりと知識を取得できていれば十分に解けると思います。
しかし暗記でやってしまうとほぼ確実に受からないのでハンズオンと問題集、そして公式ドキュメントを使用して知識を固めてから受験しましょう。
ちなみに筆者は1問ずつ時間をかけて問題を解き、見直しの時間含めて180分ぴったりでした。
時間配分に関しても事前にCloudlicensであれば75問180分のテストモードがあるのでそちらをうまく利用するとよいと思います!

参考文献

AWS Certified DevOps Engineer – Professional

サーバーレスアーキテクチャで翻訳 Web API を構築する

AWS SAM を使ってテンプレートからサーバーレスな環境を構築する

AWS Code サービス群を活用して、CI/CD のための構成を構築しよう!

cloud-license

公式ドキュメント

Last modified: 2024-11-19

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