はじめに
皆様お疲れ様です。
とても寒くなってきましたね。どうにか寒さに強くなりたいものです。
そんな私は先日AWSSAPに合格致しました。
「最短1ヶ月!?」などたいそうなことを書いてしまいましたが、初学者がいきなり学習を始めても1か月では取れる資格ではなかったのかなと思います。
私はしっかりと理解を深めてから資格を取るということが、大切だと考えています。
SNSや社内でバンバン資格取得している方がたくさんいると思いますが、焦らずインプット/アウトプットを繰り返すことで身に付き仕事にも生かせるようにしていきましょう。
私がどのように合格したのかなどを、これから取得を目指す方に向けて書き綴っていきたいと思います。
目次
- AWSSAPとは
- 私の合格までの道のり(学習方法)
- おすすめの学習方法
- まとめ
AWSSAPとは
公式サイトによると「AWS でのクラウドアーキテクチャの設計とデプロイにおいて 2 年以上の実践的な経験を持つ個人を対象とするもの」と記載があります。
SAAの上位資格にあたりレベルとしては「プロフェッショナル」になります。
AWS資格の中で最難関候補に挙げる方も多いのではないでしょうか。
試験時間:180分
試験料 :40000円(税抜)
問題数 :75問
合格ラインは75%以上になります。単純計算で56問以上を正解しないと合格ラインを超えることができません。
ちなみに、AWS資格の問題は1問1点と定められているわけではなく相対的な難易度で点数を配分しているそうです。
引用「AWS Certified Solutions Architect – Professional」
私の合格までの道のり(学習方法)
私がどのようにして、AWSSAPを取得するに至ったのかを書いていこうと思います。
前提
・AWSSAAを取得済みの為、AWSへの前提知識がある
・現場でのインフラ知識がある
勉強時間は平日4時間ほど(通勤時間、お昼休み、帰宅後など)、土日はSAPのみに絞れば3時間ほどだったかと思います。
期間としましては9月末から10月末の約1か月でした。
最初は10月の頭に試験を予約していて、思ったよりわからない内容が多かったため試験を延期しました。
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問題集を解きまくる
まずどのような問題が出るのかわからなかったため、問題集を1周しました。
使用した問題集は「CloudTech」です。
多くの問題が用意されていて(SAPは300問)、なおかつ解説と解説動画があり非常にわかりやすかったです。
この時に①解けた問題、②解けなかった問題、③解けたけど理解が深まっていない問題の3つに分けました。 -
解けなかった問題の理解を深める
1で問題集を1周した後は、②解けなかった問題と③解けたけど理解が深まっていない問題の2つの理解を深める事にしました。
「AWS公式ドキュメント」や解説ブログなどを参考に理解を深めました。
特にセキュリティ系やネットワーク系は不得意分野なので、理解を深めることでどのような構成がベストプラクティスなのかがインプットできました。 -
ハンズオン
2でインプットした後は、自分で構成図を書いたり実際にAWSで手を動かすことでさらに理解を深めました。
その際に問題集の解説と照らし合わせて、オーバーヘッドの認識やこの構成だと動かないなどを確かめながら進めました。 -
試験直前
試験直前は改めて、問題集を1周し再度①解けた問題、②解けなかった問題、③解けたけど理解が深まっていない問題の3つに分けました。
この段階で8割ほど解けていて、理解を深めることの大事さを実感しました。
②解けなかった問題、③解けたけど理解が深まっていない問題を再度熟考しながら解くことで頭に入れていきました。 -
試験当日
試験が午後からだったので、午前中はまだ怪しいと思う部分を自宅で軽く振り返りました。
家を出る前に持ち物を4回ぐらい調べて確認を繰り返しました…(心配性です)
1時間前にテストセンター近くで待機して軽くご飯を食べながら最終確認をし、30分前に1度テストセンターに行き名前があるかを確認してもらいました。(大宮には東口と西口の2か所にテストセンターがあります。LPICの試験時に、東口と西口を間違えて大宮駅をダッシュしたという苦い思い出があり心配性が発動しました。)
おすすめの学習方法
私のAWSSAPのおすすめの学習方法は、まずAWSSAAを取得することです。
SAAを取得することでAWSにおける構築の基礎を学ぶことができ、その応用がSAPになります。
SAAを取得する際にハンズオンを行うのがおすすめですが、使用料が気になるという方も少なくないと思います。
安心していただきたいのが、AWSには無料利用枠というものがあり8割ほど網羅するぐらいのサービスを使用しても1000~2000円ほどで収まっていた記憶があります。
基本的なアーキテクチャへの理解を深めて、その後問題集を解くことを繰り返すと暗記ではなくきちんと身につきました。
SAAを取得したら、あとは応用です。
各種サービスの機能と種類、応用の構成などをハンズオンしながら理解を深める。その後繰り返し問題集を解いて、慣れるのが一番の近道なのかなと思います。
またDirectConnectなどのめったに触れる機会のないサービスがあると思います。
そちらは勉強会をAWSや他のベンダーさん、パートナー企業さんなどが開催しているのでそちらに参加してみるのもよいかと思います。
私もDirectConnectは勉強会に参加したことで、理解深まり頭の中で構成を考えることができました。
まとめ
SAA相当の基礎知識があり、勉強時間を確保できるのであれば1か月での取得も可能かと思います。
SAP試験は問題と選択肢の文章の長さが難易度を上げていて、問題を読み解く力と長文問題への慣れも必要でした。
SAPの試験を通じて、アソシエイト資格の重要性と手を動かして理解することの大事さがわかりました。
自分の学習体系も確立できたので、まずはアソシエイト全冠を目指して理解を深めながら学習を継続していきたいなと思います。