AWS SMBコンピテンシー認定取得への道【イントロダクション】SMBコンピテンシーの概要と進め方

はじめに

当社はこの度、日本国内4社目のAWS SMBコンピテンシー認定を取得しました!!
私はこのプロジェクトで社内ドキュメント整理および審査担当を務めましたので、認定を受けるにあたって学びになったことを記事にしていきたいと思います。

本シリーズでは、認定取得までの道のりを4回に分けてお伝えします。
注意
あくまで私が担当した箇所に絞って解説します。要件をすべて網羅するわけではない旨、ご承知おきください。

テーマ
イントロダクション SMBコンピテンシーの概要(本記事)
第1回 SMB Practice Requirements
第2回 Common Practice Requirements
第3回 Common Cust Example Reqs

AWS SMBコンピテンシーとは

AWS SMBコンピテンシーは、中堅・中小企業(SMB:Small and Medium Business)向けのクラウド支援において、優れた技術力と実績を持つAWSパートナーを認定するプログラムです。
取得するにはAWSによる厳格な技術審査をクリアする必要があります。

審査項目は大きく3つのカテゴリに分かれています。

要件カテゴリ 確認点
SMB Practice Requirements 組織として「仕組み・プロセス」を持っているかを確認
Common Practice Requirements 「プロジェクトを一貫した品質で遂行できる組織か」を確認
Common Cust Example Reqs 「実際の顧客案件でベストプラクティスを実践した証拠」を確認

認定までの大まかな流れ

弊社が認定されるまでに以下の流れを経てきました。

1.要件確認

審査に当たり、各要件の内容を確認を実施しました。
すべて英語だったので、翻訳をしながら理解を深めていきました。

なお、大抵の項目において以下二つのドキュメントを提示する必要がありました。

①SOP「Standard Operating Procedures(標準作業手順書)」
→中小企業向けのソリューション提供時のSOPが整備されているかを確認するため
②顧客事例
→上記SOPに沿ってソリューション提供がされているか確認するため

2.ドキュメント整備

SOPと顧客事例の提示のため、以下の作業を行いました。
・証跡の確認
・SOPの整備(必要に応じて)

3.審査

審査4時間以上にも及び、以下の流れで行いました。
①各審査項目について順番に説明
②顧客事例および対応するSOPの説明

苦労したポイント

1. 「N/A」が許されない

"Partner responding ‘N/A’ or an answer similar to any of the following… While we understand not every engagement may require this, partners must have these policies in place."

すべての顧客案件で実施していなくても、SOPとして整備されていることが求められます。

2. 具体性が求められる

NG例:

「CloudWatchでモニタリングしています」

OK例:

「Lambda関数に対して duration, billed duration, memory size, errors 等のメトリクスを監視。CloudWatchダッシュボードで可視化し、AWS X-Ray SDKでトレースIDを付与」

3. エビデンスの形式

自己評価チェックリストへの記述だけでは不十分で、SOPか顧客事例の提示が必須でした。

必要なエビデンス形式:

  • PDF、Word等のドキュメント添付
  • アクセス可能なリンク
  • スクリーンショット
  • 実際のテンプレート・設定例

次回予告

次回から各要件カテゴリについて詳しく解説していきます。


参考リンク

Last modified: 2025-12-30

Author