2年弱を経てAWS全冠を達成して見えた景色

こんにちは、ishikawaです。
先日、AWS全冠(2025年10月時点)を達成したので、その感想を記載しようと思います。

資格取得を決意した理由

私がAWS認定資格の取得を決めたのは、業務中に飛び交っていた「S3」「EC2」ってなんだろう、という疑問からでした。

2年前のちょうど今頃、AWSの用語の意味もぼんやりとしか理解していませんでしたが、
最初のステップとして「AWS Certified Cloud Practitioner」に取り組む中で、
コンソールの使い方も曖昧な状態から始まり、ドキュメントを読み、模擬試験を解き、
徐々にクラウドの全体像が見えてきました。

すると、次の目標が自然と見えてきました。
「どうせなら、すべての資格を取り切ってみよう」――そうして始まったのが、AWS全冠への挑戦でした。

全冠取得までの道のり

AWS認定資格は知っての通り、Foundational、Associate、Professional、Specialtyの4段階で構成されています。
それぞれの試験は独立しているようで、実は深くつながっており、知識の積み重ねが後半で生きてきます。

事実、最後に取得した MLS(Machine Learning Specialty) は、これまでの知識をフル活用し、
10hほどの少ない時間でも合格することができました。

ただ、「SAP(Solutions Architect Professional)」ではかなり苦労したのを覚えています。
無事に合格はしましたが、試験後は燃え尽き症候群に陥り、半年ほど勉強が手につきませんでした。

また、できる限り実際にハンズオンで構築・運用を行い、理解を“体験”で定着させようとしましたが、
ネットワーク関連やAI関連は十分にハンズオンができなかった点は少し後悔しています。

全冠を達成して感じたこと ― ここからが本当の始まり

すべてのAWS認定を取得しましたが、達成感よりもまず浮かんだのは「まだ何も分かっていないな」という感覚でした。
仕事で突然できるようになったかと言われたらもちろん「No」ですし、やはり“経験がものを言う世界”だと実感しています。

常に新しい知識が求められるこの業界では、日々アップデートを続けていく必要があることを改めて感じました。

最後に

分かってはいましたが、AWS全冠はゴールではなく、ようやくスタートラインに立ったような感覚です。
資格を通して得た理解を、実務で形にしていく段階に入ったと感じています。
これからもAWSと長く付き合っていくつもりなので、
日々学びを重ねながら、より多くの価値を生み出せるエンジニアを目指していきます。

以上でございます。
参考いただければ幸いです。

Last modified: 2025-10-28

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