初参加!JAWS FESTA 2024 in 広島の体験レポート

はじめに

2024年10月12日に、広島で開催されたAWSユーザーグループのイベント『JAWS FESTA 2024 in 広島』に参加してきました。
今回は、その体験リポートを共有します!

そもそもJAWSとは?

JAWSとは「AWS User Group – Japan」の略で、AWSを利用しているユーザーによるコミュニティです。
AWS本家のサポートもありますが、ユーザー主導のため「公式の勉強会」とは少し異なり、ユーザー同士が主体的に学び合う場になっています。

参考URL:JAWS-UG

JAWS FESTA とは?

JAWS FESTAは、JAWS-UGが年に2回開催する全国規模のイベントの一つです。
春の「JAWS DAYS」は東京で、秋の「JAWS FESTA」は地方で行われます。
全国各地の支部が集まり、オフラインでのネットワーキングを通じて刺激を受け、それぞれの地元での活動に活かすことを目的とされています。
過去には福岡や北海道などでも開催されており、広島での開催は今回が初めてとなります。

参考URL:JAWS FESTA

はじめてのJAWS FESTA体験レポート

個人的な背景

昨年12月からJAWS勉強会に参加し、今年のJAWS DAYSには個人スポンサー兼ボランティアとしても参加しましたが、JAWS FESTAは今回が初参加です。

9月末に担当プロジェクトが終了し、次のプロジェクトが決まらなかったため、申し込みが遅れてしまいました。キャンセル待ちの状態でしたが、ギリギリ参加が確定。
準備期間は短かったですが、興味深いコンテンツが多いことや、なによりJAWS DAYSで出会ったメンバに会えることなど、わくわくが止まらなかったです。

結果、新しい出会いや技術、広島という土地の景色や文化を含め、心に残るイベントとなりました。『最初の地方イベントがJAWSの、そして広島で良かった!』と感じられました。

開会式

まず県外からの参加者の多さに圧倒され、さらに学生参加者がいることにも驚きました。
自分が学生だった頃を思い出すと、秋の三連休の初日に、こういった技術イベントに参加する学生たちには本当に尊敬です。

キーノート

広島県知事の湯﨑英彦さんによる『~AIで未来を切り開く~広島県におけるAI活用の取組』では、広島がAIを活用して未来に挑戦している姿勢を紹介されました。前例にとらわれず挑戦を繰り返し、失敗を活かす姿勢には強く共感しました。

「この会場でエンジニアをオファーしていいですか?」というユーモアも交えた話は、堅苦しさを感じさせず、とても印象に残りました。

セッション感想

丸一日セッションを受けていましたが、そのなかでも自分に刺さったセッションを2つ紹介します。

セッション①

新井雅也さんによる「Amazon ECS & AWS Fargate 今昔物語」。

ECSの過去から未来までを振り返る内容で、主なテーマは以下の3点でした。

①約10年前にGAされたECSが、どうしてユーザーに受け入れられたのか?
②この10年で、ユーザーのニーズに寄り添いながらどのような機能が追加されたのか?
③これからのAWSサービスに対して、どのように付き合っていくべきか?

特に3つ目のテーマでは、昨今のサービス終了という点から「AWSの考え方が変わりつつあるんじゃないの?」ということを切り口に以下2点が特に心に残りました。

①技術の潮流を自分なりに理解すること。そして潮流をキャッチアップしていくために持久力が必要である。
②利用者としてフィードバックをAWSに伝え、プロダクトに並走していくという意識を持つ。

ECS10年分の更新内容が紹介されていたりと「これがキャッチアップしていくということか」と震えたり、経済合理性がないプロダクトと判断されてしまったら(=フィードバックがない状態)サービスが打ち切られるのではないか的な考えは目から鱗でした。

資料:
Amazon ECS & AWS Fargate 今昔物語

セッション②

山下光洋さんによる「Building Generative AI Application By No Code」。

セッションの内容も素晴らしかったですが、山下さんの話し方に強者の安定感があり、ぐいぐいと話に引き込まれました。

内容は生成AIアプリケーションをノーコードで作成するためのサービスや設計についてでしたが、特に印象的だった言葉として「Lambdaを導入しなくて、同様のことができる場合であればLambdaを導入しない」というものです。

Lambdaはランタイムのバージョンアップなどが発生するため、運用の手間がかかるんですよね(先日実施したばっかりで、かなりテストに工数がかかりました)。

セッションで利用したアーキテクチャでは、『APIGateway』の後ろに『Lambda』ではなく『EventBridge – SQS – EventBridgePipes』で『StepFunctions』を呼び出し。
『StepFunctions』では組み込み関数を活用して、こちらにおいても『Lambda』なしでの構成を取るものでした。

資料も公開されているので、理解足りていない部分は早速ハンズオンしてみたいと思います。
明日からでもすぐ「実際に運用しているアーキテクチャを見直して、なにかしらのNextアクションがとれそうだぞ!」なんてことを思わせてくれました。

資料:
Building Generative AI Application By NoCode

AWS トレーニングを活用して、ノーコード実装の生成 AI チャットボットを設計する

最後に

魅力がありすぎて書き切れないですが、今回のJAWS FESTAを通じてユーザーグループの深さや、多様な経験が集まることで生まれる新しい知見に感銘を受けました。

JAWSコミュニティは控えめに言って最高ですね。

これからも学び続け、自分の経験を還元し、コミュニティの一員として成長していきたいと思います。

最後に、この素晴らしい企画を運営してくださった皆さん、ボランティアスタッフの方々、そして参加者の皆さんに感謝を伝えます。

ありがとうございました!

次回JAWS DAYS 2025について

実行委員長を担当する新居田のブログが上がってますね、つぎの2025年3月1日(土) JAWS DAYSで、皆さんまたお会いしましょう!

参考
JAWS DAYS 2025 やります!

おまけ

次回もまたこんな感じで、盛り上がりましょう!

Last modified: 2024-10-14

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