AWSを中心にインフラの設計・構築・運用を行っているインフラエンジニアの齊藤です。
Amazon Web Services(AWS)は、日々新サービスや機能追加、改善アップデートをリリースしていますが、正直なところ「情報量が多すぎて追いきれない…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、直近2カ月のAWS What’s NewやAWS Blogの中から、運用エンジニア目線で実務に関わりそうなアップデートだけを厳選してご紹介します。
コスト最適化・セキュリティ・監視運用・サーバーレスといった観点で、
「これは知っておいたほうがいい」
「現場で使えそう」
と感じたニュースをピックアップしました。
日々のキャッチアップのショートカットとして、ぜひご活用ください。
※文章内で一部AIを用いて要約しております。
AWS運用エンジニアが気になったAWSニュース
今回紹介するニュースは、次の通りです。
1. AccessDeniedエラーにポリシー詳細が表示されるように

AWSは、AccessDeniedエラーのメッセージにポリシーの詳細情報を追加しました。これにより、同一アカウント/同一組織内のリクエストで拒否された場合、どのIAMポリシーやSCPなどが原因かをポリシーARN付きで特定可能になります。
従来はポリシー種別のみで原因特定に時間を要していましたが、明示的なDenyの発生元を迅速に特定でき、権限トラブルの調査・復旧時間の短縮に寄与します。
参照ページ:https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/01/additional-policy-details-access-denied-error/
✍齊藤コメント✍
AccessDeniedの原因特定は、IAMポリシーやSCPが絡むと調査に時間を要するケースが多くありました。ポリシーARNまで表示されることで、権限トラブルの切り分けが迅速になり、運用負荷の軽減につながりそうです。
シンガポールリージョンで拒否される検証をしたところ、まだっぽいですね?
Instance launch failed
You are not authorized to perform this operation. User: arn:aws:iam::xxxxxxxxxxxx:user/saitou is not authorized to perform: ec2:RunInstances on resource: arn:aws:ec2:ap-southeast-1:xxxxxxxxxxxx:instance/* with an explicit deny in an identity-based policy: arn:aws:iam::xxxxxxxxxxxx:policy/saito-iam-policy-ec2-launch-deny (saito-iam-policy-ec2-launch-deny). Encoded authorization failure message:
2. EC2 APIがAZ ID指定に対応

AWSは、EC2 APIでAvailability Zone ID(AZ ID)指定をサポートしました。AZ IDは全アカウントで同一の物理ロケーションを示す固定識別子で、従来のAZ名のようにアカウントごとに異なる対応関係を気にする必要がありません。
これにより、マルチアカウント環境でもインスタンスやサブネットなどのリソースを確実に同一AZへ配置でき、配置設計や自動化の複雑さを軽減します。全リージョンで利用可能です。
参照ページ:https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/12/amazon-ec2-az-id-api-support/
✍齊藤コメント✍
AZ名はアカウントごとに物理ロケーションの対応が異なるため、マルチアカウント環境では意図せず同一障害ドメインに配置されるリスクがあります。AZ IDの指定に対応したことで、配置設計や自動化の信頼性向上に役立ちそうです。
3. EBSのボリューム変更が24時間で最大4回まで可能に

AWSは、Amazon EBSのElastic Volumes変更回数を拡張し、1つのボリュームに対して過去24時間で最大4回まで変更できるようになりました。これにより、容量拡張・ボリュームタイプ変更・性能調整を、前回変更完了後すぐに再実行可能です。
インスタンス停止やデタッチ不要で変更できるため、突発的な負荷増加や設定ミスの修正に迅速に対応でき、運用の柔軟性と可用性向上に寄与します。
参照ページ:https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/01/amazon-ebs-up-to-four-volume-modifications/
✍齊藤コメント✍
Elastic Volumesの変更制限により、検証や性能チューニングのたびに待ち時間が発生していた運用担当者も多いのではないでしょうか。変更回数の拡張により、試行錯誤や緊急対応がしやすくなり、実運用での柔軟性向上が期待できます。
まとめ
AWSのアップデートは本当に数が多く、全部追いかけるのは正直しんどいですよね。
だからこそ、「運用担当として知っておきたい情報だけをサクッとまとめる」場があってもいいかなと思い、このシリーズを始めました。
今後も毎月、実務に効きそうなニュースをピックアップして発信していきますので、キャッチアップのショートカットとして気軽に読んでもらえたら嬉しいです。
参考リンク:What’s New with AWS
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