AWSを中心にインフラの設計・構築・運用を行っているインフラエンジニアの齊藤です。
Amazon Web Services(AWS)は、日々新サービスや機能追加、改善アップデートをリリースしていますが、正直なところ「情報量が多すぎて追いきれない…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、直近2カ月のAWS What’s NewやAWS Blogの中から、運用エンジニア目線で実務に関わりそうなアップデート・最新情報だけを厳選してご紹介します。
コスト最適化・セキュリティ・監視運用・サーバーレスといった観点で、
「これは知っておいたほうがいい」
「現場で使えそう」
と感じたニュースをピックアップしました。
日々のキャッチアップのショートカットとして、ぜひご活用ください。
※文章内で一部AIを用いて要約しております。
AWS運用エンジニアが気になったAWSニュース
今回紹介するニュースは、次の通りです。
1. Amazon Linux 2027 がパブリックプレビューで利用可能に
Amazon Linux 2027(AL2027)のパブリックプレビューが公開されました。
AL2023をベースに、Linuxカーネル7.1以降を採用し、SELinuxのEnforcingモードがデフォルトで有効化されます。また、AWS-LCによる暗号処理の高速化やAWS Neuronドライバーにも対応します。
x86-64とARM向けのAMIが全商用リージョンで提供され、正式リリース前に新機能やアプリケーションの互換性を検証できます
参照ページ:https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/09/announcing-amazon-linux-2027/
✍齊藤コメント✍
Amazon Linux 2023が発表されたときもワクワクしましたが、今回のAmazon Linux 2027も非常に楽しみです。
現時点ではパブリックプレビューのため、本番環境の設計で採用するには慎重な判断が必要ですが、Amazon Linux 2023のEOLを見据えて、今から触れておく価値はありそうです。
特に、SELinuxのデフォルト設定変更や既存アプリケーションとの互換性など、正式リリース前に検証しておきたいですね。
2. AWS が AWS Interconnect – マルチクラウドによる Microsoft Azure との接続 (プレビュー) を発表
AWSは、AWS Interconnect – multicloudによるMicrosoft Azureとの接続機能をパブリックプレビューで提供開始しました。
従来、異なるクラウド間の接続には複雑なネットワーク設計・管理が必要でしたが、本機能により、高可用性と拡張性を備えたプライベート接続を簡単に構築できます。
OCIとGoogle Cloudにはすでに正式対応しており、Azureとの接続は米国、シドニー、フランクフルトの4リージョンでプレビュー利用可能です。
✍齊藤コメント✍
昨今の不正アクセスやマルウェアによる被害を考えると、バックアップや障害復旧の仕組みを単一のクラウドに依存させない設計も重要だと感じます。
今回のアップデートによってAWSとAzure間の接続が容易になれば、マルチクラウドを活用したバックアップや災害復旧(DR)の選択肢も広がりそうです。
ただし、マルチクラウド化にはコストや運用の複雑さも伴うため、復旧要件や費用対効果を踏まえて採用を検討したいですね。
まとめ
AWSのアップデートは本当に数が多く、全部追いかけるのは正直しんどいですよね。
だからこそ、「運用担当として知っておきたい情報だけをサクッとまとめる」場があってもいいかなと思い、このシリーズを始めました。
今後も毎月、実務に効きそうなニュースをピックアップして発信していきますので、キャッチアップのショートカットとして気軽に読んでもらえたら嬉しいです。
参考リンク:What’s New with AWS
↓ほかの協栄情報メンバーのAWSについての記事を公開しています。ぜひ参考にしてみてください。
■AWS運用エンジニアが気になったAWS最新情報まとめ|2026年9月号(齊藤弘樹)
■AWS運用エンジニアが気になったAWS最新情報まとめ|2026年8月号(齊藤弘樹)
■AWS運用エンジニアが気になったAWS最新情報まとめ|2026年7月号(齊藤弘樹)

