わたしは2025/4/20に令和7年度春期情報処理技術者試験のネットワークスペシャリスト試験を受験しました。
そして、7/3正午に結果が発表され、
見事に落ちました。
結果に関しては、そこまでショックではなく、「まあ、そうだよな」という感想でした。
今回の記事では、来年の再チャレンジするための備忘として、ネットワークスペシャリスト試験に落ちた原因と学習メモ、来年の自分へのアドバイスを書いています。
さきに言うと、この後書かれている内容は言い訳です。来年以降ネットワークスペシャリスト試験を受けようと思っている方に、わたしのようになってほしくないための反面教師になるべく書きました。
■令和7年度ネットワークスペシャリスト試験受けてみた
1. 試験結果
試験 | 得点 |
---|---|
午前Ⅰ | 免除 |
午前Ⅱ | 64.00点 |
午後Ⅰ | 55点 |
午後Ⅱ | —点 |
午後Ⅰが合格ラインである60点を超えていないため、午後Ⅱは採点されません。
自己採点で午前Ⅱはパスしていることを確認していたのですが、午後試験は全滅ですね。
2. 試験概要
ネットワークスペシャリスト試験の概要は以下の通りです。
● 試験形式・時間割
ネットワークスペシャリスト試験の試験時間と形式は以下の通りです。
試験 | 試験時間 | 出題形式・出題数 |
---|---|---|
午前Ⅰ | 9:30~10:20(50分) | 多肢選択式(四肢択一)30問解答 |
午前Ⅱ | 10:50~11:30(40分) | 多肢選択式(四肢択一)25問解答 |
午後Ⅰ | 12:30~14:00(90分) | 記述式3問中2問解答 |
午後Ⅱ | 14:30~16:30(120分) | 記述式2問中1問解答 |
引用元はこちら
● 合格基準
満点、合格基準点は以下の通りです。
- 【午前Ⅰ試験】満点100点・基準点60%以上 【午前Ⅱ試験】満点100点・基準点60%以上
- 【午後Ⅰ試験】満点100点・基準点60%以上 【午後Ⅱ試験】満点100点・基準点60%以上
● 今年(2025 春)の合格率
今年(2025 春)の合格率は以下の通りです。
応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
17,297 | 11,948 | 2,126 | 17.8% |
引用元はこちら
3. 試験の振り返り
改めて、わたしの試験結果は以下の通りです。
試験 | 得点 |
---|---|
午前Ⅰ | 免除 |
午前Ⅱ | 64.00点 |
午後Ⅰ | 55点 |
午後Ⅱ | —点 |
試験後にスマホにメモした感想がありました。
・午前Ⅱ、過去問を6年分やれば10問は解けるあとは日々の学習
・午後Ⅰ、3つの問題分を読んで、穴埋め問題を解ける問題を選択
・午後Ⅱ、10分かけて、どちらか選ぶ、選ぶ基準は題材、穴埋め、あとは運
受かりたければ、網羅的に学習するしかない。
ネスペ受験にあたって、勉強時間は後述しますが、参画案件の多忙さから学習をおろそかにし、午後試験の対策を全然しませんでした。
試験日週に、せめて午前だけ受かりたいという思いから過去問道場を周回しましたが、案の定午後試験は全滅です。
試験前に、過去の受験者の体験記を読んでいて、"時間配分"がカギとしている方が多く見受けられました。
しかし、実際に受験してみて、そこまで時間は気にならなかったです。
解ける問題が少ないからなのか、感想に書いた通り、解けそうな問題を見つけ、選択したら迷わずに解き切る方法を採ったからかもしれません。
4. 勉強方法の振り返り
● 総勉強時間
わたしがネットワークスペシャリスト試験のために費やした時間は、
30時間です。
仕事の忙しさにかまけて、全然勉強しませんでした。勉強を開始したのは早く、1/20から着手したことが記録してありました。
しかし、1/30を最後に、4/20の試験一週間前までほぼ勉強しておりません、、、
今回不合格の最大の原因は、勉強時間の少なさですね。これに尽きます。
● 使用教材
試験不合格のため、使用教材を載せるのはネガティブキャンペーン感すごいですが、一応載せておきます。
- 過去問道場
- 情報処理教科書 ネットワークスペシャリスト 2025年版 (EXAMPRESS)
- 2025-2026 ネットワークスペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策 (情報処理技術者試験対策書)
5. 来年(2026 春)に向けて
わたしがネットワークスペシャリスト試験を受験しようと思ったキッカケは、インフラエンジニアとしてネットワークの知識を習得したいと考えたからです。
しかし、いつの間にか受験が目的になってしまい、結局ネットワークの知識を身に付けられず、試験も受からないという結果でした。
冒頭に来年のための"備忘"と書きましたので、来年受験する自分のために次の3つのアドバイスを残しておきます。
- なによりも勉強時間の確保
今回の不合格の最大の原因は勉強時間の確保です。毎日30分でも継続した学習をするために、自分の時間を最優先に動く。
- 幅広く知っておく
主に午後Ⅰ・午後Ⅱ対策になりますが、選択する問題両方とも知らない題材の場合詰みます。例えば今年の午後Ⅱの場合、ひとつがIPv6、もうひとつがIoTのネットワークセキュリティでした。IPv4の知識しかない私には、IPv6の問題は解けず、IoTの無線技術についても知らないので、もちろんIoTの問題は解けませんでした。
しかし、IPv6に関しては、使用教材でも取り上げられており、かつIPv6の普及率を考えると知っておかなければいけない知識です。次回は教材をしっかり読み込み、自分の知識としておきます。
- 教材はそのまま
ネットワークスペシャリスト試験対策教材は他の試験区分よりも種類が多いです。今回わたしが落ちた原因は、教材を活用する時間の確保に失敗したからです。教材は悪くなく、出題範囲をしっかり網羅していました。来年も同じ教材を使います。
■まとめ
わたしは令和7年度ネットワークスペシャリスト試験を受験し、残念ながら不合格でした。今回の敗因は勉強時間の確保を疎かにした結果の「準備不足」です。来年はネスペ試験ファーストで、まずはインプット中心の学習で再挑戦します。
2026年春にネスペを受ける方がいましたら、一緒に勉強しましょう!来年のこの時期に、合格記事が書けることを祈っております!
↓ほかの協栄情報メンバーの情報処理技術者試験についての記事を公開しています。ぜひ参考にしてみてください。
■基本情報技術者試験に合格したので、勉強時間や教材をご紹介(齊藤弘樹)
■2024年春・応用情報技術者試験を受けてみた【感想】(齊藤弘樹)