こんにちは、石川です。
中国発の小説「三体」を読み、是非皆さまに知ってほしくブログを書きました。
はじめに
案件に参画してから約2年。
仕事と勉強を最優先に走り続け、先日ついにAWS資格もひと区切りつきました。
そこで自分へのご褒美として、ずっと気になっていた全5冊からなる超大作『三体』を読むことにしたのです。
正直、「難しそうだし長いから大丈夫かな・・」と思っていました。
……ですが、完全にやられました。
始めに結論から言います。
あらすじも含めて事前情報をできるだけ入れずに、ぜひ人生で一度は読んでみてほしい作品です。
コンピュータ、サーバ、VR…エンジニアならではの話題が盛りだくさんで刺さるものがあるかと思うので、エンジニアとしてインスパイアされるかなと。
まずは少しだけ自分語りを
「お願いだから本を読むのをやめて」と両親に怒られるくらい、私は小さいころから本を読むのが好きでした。
四六時中読んでいて、歩きながら本を読んで階段から落ちて大怪我をして以来、歩き読みはやめましたが、それくらい本に夢中な子どもでした。
本好きが高じて大学では文学を学び、これまで読んできた本の数はもう数えきれません。
ただ、働き始めてからは読むものがすっかり変わりました。
ビジネス書、技術書、資格本。仕事と勉強を優先する毎日で、小説とはしばらくご無沙汰でした。
久しぶりに読んだ長編小説、それが『三体』
そんな私が久しぶりに読んだ長編小説。
なぜ気になっていたかというと、エンジニアの友人から「エンジニアとしてのエッセンスが盛り込まれているから面白いと思うよ」と軽く勧められたのがきっかけでした。
それが『三体』です。
もうね、面白かったです。
いや、面白いというより、「・・凄い・・・」。
「どうやったら、こんな世界を構築できるの?」と圧倒され続けました。
間違いなく、人生史上ベストのひとつです。
もはや私の人生は、「三体」前と「三体」後に分かれてしまい、
今はもう、「三体」前の人生には戻れないです。
この作品にもっと早く出会っていたら人生変わっていただろうなと。
それくらい、『三体』には知的興奮がありました。
『三体』シリーズは全5冊
『三体』シリーズは全部で5冊です。
敢えてあらすじは記載しません。
『三体Ⅰ』
『三体Ⅱ 黒暗森林(上・下)』
『三体Ⅲ 死神永生(上・下)』
そう、かなり長いです。
でも、読み始めたら止まりません。
最初は「長くて難しいのでは」と少し身構えていましたが、そんな心配はいりませんでした。
むしろ読み進めるほど、どんどんこの世界に引きずり込まれていきます。
まず『三体』を読み始めた時点で、もう全巻制覇を決意しました。
そして『三体Ⅱ』で「黒暗森林」という言葉の意味を知ったときには驚愕し、さらに最終巻を読み進めながらは「これ以上まだ描くことがあるの?」と驚かされ続けました。
『死神永生』。もう、タイトルの重みまで含めて震えました。
個人的に一番好きなのは『死神永生』
個人的には、『三体Ⅲ 死神永生(下)』が一番好きです。
各巻で壮大なクライマックスが準備されているのですが、最終巻はもうスケールが違いました。ホントに笑っちゃうくらいなので読んでほしいです。
物理学、天文学、数学、心理学、社会学。
さまざまな学問のエッセンスが詰め込まれていて、本に読み慣れている人ほど唸りますし、久々に読まれる方も分からないところは飛ばしても大丈夫です。自分も分からない概念がいくつかありましたが読み進めても問題なかったです。
また、この作品は、ただ設定がすごいだけではなく、人間の描き方もしっかりしている。
だからこそ、壮大なのにちゃんと心が動かされるのだと思います。
インフラエンジニアとして惹かれたポイント
そして、インフラエンジニアとして読んでいて特に惹かれたのは、複雑な世界を構造として捉える視点でした。
一見すると理解不能な現象にも、必ず前提条件と仕組みがある。
そんな感覚が、『三体』には圧倒的なスケールで描かれていたように思います。
そしてなによりも霊的なファンタジーでは絶対に終わらせない、著者の思いが伝わるほど、論理的で説明されており、知識量と表現力、発想力に脱帽。
普段の仕事でも、目の前で起きている事象だけを見ていては本質にたどり着けないことがあります。
表面上は不可解に見える現象でも、背景には必ず構造がある。
『三体』は、そうした感覚を小説という形で極限まで広げて見せてくれる作品でした。
ネタバレなしで、この感動を味わってほしい
本当は10万字くらいで語りたいです。
でもそれをやると、たぶん止まりません。だから今回は一言だけ。
ネタバレなしで、この感動を味わってほしい。
Netflixでドラマ化もされていますが、正直、それも観ないで先に読んでほしいです。
何も知らない状態で、この圧倒的な世界に飲み込まれてほしい。
事前情報無しで自分だけの世界を作り上げる快感を味わってほしいです。
おわりに
久々に小説を読んで、こんなにも心を揺さぶられました。
そして最後の最後で、まさか笑わせてくるとは。あれは本当に最高でした。
本が好きな人にも、しばらく小説から離れていた人にも、
そして我々エンジニアの方におすすめしたい作品です。
本ってやっぱり良いなあと改めて気づかせてくれた大切な作品でした。感謝!
読んだ方々、ぜひ語りましょう。

