お世話になっております。水木と申します。
今回は、これまで取得してきた資格の中で
「実際の現場で役に立った」と実感している資格ベスト5をまとめてみました。
担当業務やキャリアパスによって有用性は大きく変わるため、万人向けとは言えないかもしれませんが、
これから資格取得を目指す方の参考になれば幸いです。
前提:私のこれまでの経歴
①HP製品(ハードウェア)保守をメインとしたテクニカルサポート
②損害保険システム(アプリ領域)の運用・保守
③損害保険システム(基盤領域)の設計・構築
① テクニカルサポート時代
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サーバー/ネットワーク/OA機器の障害受付
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障害ヒアリング・切り分け・トラブルシューティング
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作業調整、部品・作業員手配
② アプリ運用・保守時代
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アプリデプロイ(Salesforce / Heroku / Mulesoft)
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バッチ・ETLサーバーの資源デプロイ
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OS:RHEL
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DB:Oracle
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ジョブ管理:JP1
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機能変更対応
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運用整備・手順書作成
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プロジェクト計画・資料作成
③ 基盤設計・構築時代
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プロジェクト計画
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AWS/OS設計書作成
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構築(AWS CLI / Ansible / 手動構築)
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テスト(AWSPEC / ServerSpec / 手動テスト)
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移行対応
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旧リソース廃止
保有資格(主要なもの)
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CCNA
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LPIC Level3(300 / 303 / 304)
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LinuC Level3(304)
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AWS(CLF / AIF / SAA / SOA / DVA / SAP)
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Azure-900
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CompTIA(A+ / Network+ / Server+ / Security+ / Cloud+ / Linux+ 等)
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MTA
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ITIL
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JP1
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Google Cloud Digital Leader
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VCP-DCV
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Oracle Master Bronze
※細かいものを含めると40個ほど取得しています(一部失効あり)
現場で役に立ったと感じる資格ベスト5
🥇 1位:LPIC(Linuc) Level1
どの現場でも確実に活きた資格です。
なぜ役に立ったのか?
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Linux基本コマンドの理解
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標準入出力・リダイレクト・パイプの概念
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ファイルパーミッション・プロセス管理
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パッケージインストールコマンドの把握等
細かいオプションは忘れていても、「何ができるコマンドか」をある程度知っているだけで、現場での対応スピードも変わると思います。
現在の現場では、
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ユーザースクリプト作成
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OS設定ファイルの修正
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ログ解析
などを行いますが、LPIC(Linuc)1の範囲が理解の一助となっていると感じてます。
Linuxを扱うなら、まずはここからだと思いました。ただ、学習範囲がそこそこ広くてしんどくなる方もいるかと思うので
Linux Essentialsから取得でもいいかもしれません。エントリー資格なので軽視されるかもしれませんが、内容は結構充実していた印象です。
🥈 2位:AWS SAP(Solutions Architect Professional)
この資格を通して、アーキテクチャを俯瞰する視点が身につきました。
特に変わったと感じる点
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VPC設計の妥当性判断
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セキュリティグループ/NACLの設計意図理解
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マルチAZ/マルチリージョン構成の判断基準
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コスト・可用性・運用性のトレードオフ思考
例えば「接続できない」という事象が発生した際も、
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ルーティング?
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SG?
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NACL?
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DNS?
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IAM?
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エンドポイント?
と、体系的に切り分けられるようになりました。
単なる知識量ではなく、構成の設計思想を考える力がついた資格だと感じています。
🥉 3位:AWS SOA(SysOps Administrator)
現在の現場で特に役立っています。
役立ったポイント
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各サービスの詳細設定理解
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CloudWatch設計
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IAMポリシー設計
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障害時の対応パターン理解
SOA学習時に、「あ、これ現場でよく遭遇するやつ」といった感覚に何度かなり、それだけ実務寄りの資格だと実感しました。
運用・監視・トラブル対応力を上げたい方には非常におすすめです。
4位:CompTIA
IT業界に入ったばかりの頃、知識ゼロからのスタートでした。
CompTIAはベンダー非依存で、
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OS
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ネットワーク
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セキュリティ
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ハードウェア
を横断的に学べます。
良かった点
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OSI参照モデルの理解
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TCP/IP基礎
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セキュリティ三要素(CIA)
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RAID構成
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仮想化の概念
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これらが、後に
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CCNA
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AWS
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VMware
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Linux
の理解がスムーズになったと感じてます。
価格は高めですが、ITの基礎体力を作る資格だと感じています。
5位:CCNA
初めからクラウドエンジニア志望であれば必須ではないかもしれません。
しかし、ネットワークの基礎理解は確実に武器になります。
特に活きた部分
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OSI参照モデル
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ルーティング概念
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VLAN
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サブネット計算
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ACLの考え方
AWSの
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VPC
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サブネット設計
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ルートテーブル
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セキュリティグループ
を理解する際、活きてきました。
「クラウドだからネットワークは不要」ではなく、クラウドだからこそ基礎が効いてくると感じています。
まとめ
IT業界に入った当初は、方向性も定まっておらず、
当時所属していた会社での資格補助制度(インフラ)の範囲内で興味のあるものを幅広く取得していました。
その後、AWSを軸にクラウドエンジニアとして進みたいと考え、
徐々に専門性を絞っていきました。
確かに、業務に直結しない勉強はコスパが悪い、タイパを重視すべきという考え方もあるとおもいます。
ただ私は、得てきた知識はすぐに使うか使わないかの違いだけで、必ずどこかで繋がると感じています。
点(知識)と点(知識)が繋がったとき、理解は一段深くなっていくのかなと思ってます。
最後に
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方向性が定まっていない時期 → 幅広く触れる
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目指す分野が決まった後 → 深掘る
このスタイルが自分には合っていました。
これから資格取得を目指す方の一つの判断材料になれば嬉しいです。
ありがとうございました。

