Oracle Database Client 19c Windows版を使ってRDS(oracle) 証明書を作成する手順


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背景

以前、AWS Database Migration Service(DMS)を検証するために、Oracle Database Client 19c Windows版を使ってoracle 証明書を作成してみましたので、備忘録として残していきたいと思います。

前提

・RDS(oracle)が作成済みであること
・検証EC2(Windows Server 2019)にOracle Database Client 19cがインストール済みであること

RDS(oracle)の作成について、下記のブログを参照
AWSコンソール上でRDS(oracle)を作成してみました。

Oracle Database Client 19cのインストールについて、下記のブログを参照
WindowsにOracle Database Client 19cインストールし、RDS(oracle)に接続してみました。

手順

1.コマンドプロンプトを起動します。

file

2.システム変数を設定し、ウォレットフォルダを作成します。

コマンド(システム変数の設定)

set ORACLE_HOME=C:\app\client\Administrator\product\19.0.0\client_1

set LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$ORACLE_HOME/lib

コマンド(ウォレットフォルダの作成)

mkdir %ORACLE_HOME%\ssl_wallet

実行例(システム変数の設定)
file

実行例(ウォレットフォルダの作成)
file

3.rds-ca-2019-root.pem RDS CA 証明書をダウンロードして「ssl_wallet」フォルダに格納する

ダウンロード先:
https://s3.amazonaws.com/rds-downloads/rds-ca-2019-root.pem

格納先:
C:\app\client\Administrator\product\19.0.0\client_1\ssl_wallet

file

4.Oracle ウォレットの作成

コマンド1(証明書の生成):

orapki wallet create -wallet %ORACLE_HOME%\ssl_wallet -auto_login_only

実行例1(証明書の生成):
※エラーメッセージが出ないことを確認する
「操作は正常に完了しました。」が出力される。

file

実行後、「cwallet.sso」、「cwallet.sso.lck」ファイルが生成されることを確認します。
※AWS Database Migration Service(DMS)の証明書インポート時に「cwallet.sso」を使います。

file

コマンド2(生成した証明書とrds-ca-2019-root.pemの関連付け):

orapki wallet add -wallet %ORACLE_HOME%\ssl_wallet -trusted_cert –cert  %ORACLE_HOME%\ssl_wallet\rds-ca-2019-root.pem -auto_login_only

実行例2(生成した証明書とrds-ca-2019-root.pemの関連付け):
※エラーメッセージが出ないことを確認する
「操作は正常に完了しました。」が出力される。

file

参考

https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/configuring-ssl-encryption-on-oracle-and-postgresql-endpoints-in-aws-dms/

Last modified: 2022-11-26

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