こんにちは、松山です。
AWSインフラを支える企業には、共通する文化があります。
それは——ブログを書き、学びを共有し続けること。
私たちが2019年にブログを始めて以来、6年間で1100以上の記事を発信してきました。
社内に「ブログを書く文化」が根付き、今ではプロジェクトの一部、
そしてエンジニア成長の仕組みとなっています。
では、なぜAWSインフラ企業はブログを書くのでしょうか?
理由はシンプルですが、深い意味があります。
1. 技術は使うだけでなく「伝える」ことで強くなる
AWSは日々進化しています。
新サービス、新しいベストプラクティス、アーキテクチャの変化……。
使い方を学ぶ → 実践する → 言語化する
この循環こそが、技術力を本物にします。
- 書くことで理解が深まる
- 文章化で曖昧さがなくなる
- 説明力=アーキテクト力
皆さん、Jeff Barr氏(AWS Chief Evangelist)ご存知ですか?
Jeffは2004年にAmazonへ入社し、AWS黎明期から現在まで技術情報の発信と開発者エコシステム構築に貢献してきました。
AWS公式ブログで3000件以上の記事を執筆し、世界中のエンジニアに影響を与えています。
Jeffは
技術を言語化できる人は、技術をリードできる人です。
Jeffは 20 年で、3,283 件の記事を投稿し、合計 1,577,106 文字。。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/and-thats-a-wrap/
2. お客様との信頼関係を築く「透明性」
クラウドインフラは目に見えません。
だからこそ、技術力を証明する手段が必要です。
ブログはその最も健全な形です。
- 私たちは何を考え
- どんな課題に向き合い
- どう解決しているのか
記事一つひとつが、信頼の積み重ねになります。
“口ではなく、実績と知識で語る”
AWS文化の核心です。
3. 「Give First」= 最強の技術コミュニティを生む
AWSコミュニティの特徴は惜しみなく共有する姿勢です。
JAWS-UG も Classmethod も、AWSも、皆同じ精神です。
先に与える。だから仲間と未来が集まる。
情報を閉じた企業より、
知識を開き、コミュニティに還元する企業が選ばれる時代です。
ブログは、
仲間を増やし、業界を良くし、エンジニアを育てるためのツールです。
4. ブログ文化は、最強の採用&育成システムになる
AWSインフラ企業がブログに全力な理由はもう一つ。
良いエンジニアが集まるからです。
- 書ける=理解している
- 共有できる=信頼される
- 発信できる=誇りを持っている
ブログを書くメンバーは
学習習慣と成長意欲のある人です。
会社はそういう人が集まると、自然と強くなります。
5. 来た道を言葉にして、次の道を作る
クラウドインフラは、作って終わりではありません。
改善し続けることこそ価値です。
ブログは、成長の記録であり、未来の羅針盤です。
2023年の振り返りを書いた時、私自身強く感じました。
(参考: https://cloud5.jp/2023-summarize/ )
知識を外に出すことで、自分の歩いた道が見える。
道が見えると、次の挑戦が見える。
結論:ブログを書くことは、AWS文化に参加すること
AWSが世界を変えたのは技術だけではありません。
学びを共有し、コミュニティとともに進む文化です。
私たちはその文化を信じています。そして続けています。
- 技術を深く理解するために
- 信頼を築くために
- 仲間と成長するために
- エンジニアとして誇りを持つために
だからAWSインフラ企業はブログを書き、技術を共有し続けます。

