こんにちは、石川です。
今回は、『ITエンジニア残業ゼロの働き方 〜現場で本当に使えた仕事効率化の法則95』を読んで、特に印象に残ったすぐに実践できそうな内容を10個に絞ってまとめてみます。
著者が開発エンジニアのため、今回は開発職に限らず幅広く応用できそうな項目に絞って紹介します。

はじめに
タイトルだけ見ると、「残業をなくすためのテクニック集」のように見えるかもしれません。
ただ、実際に読んでみると、単に楽をするための本ではなく、限られた時間の中でどう成果を出すかに重きを置いた本だと感じました。
個人的によかったのは、
「仕事を減らして楽をしよう」というよりも、
残業しない = 生産性を上げる
生まれた時間で、エンジニアとしての価値を高める
という考え方がベースにあるところです。
エンジニアの仕事は、開発や設計だけではなく、調査、問い合わせ対応、会議、レビューなども多く、気づけば一日が終わっていることも少なくありません。
そんな中で、「どこを見直せばもっと前に進めるのか」を考えるきっかけになる一冊でした。
今回は、印象に残った内容を3つの視点に分けて紹介します。
考え方を変える系
1. すべてのタスクを終わらせる必要はない
これはかなり印象に残りました。
真面目な人ほど「全部終わらせなきゃ」と思いがちですが、実際に大事なのは、全部を均等に片付けることではなく、優先順位の高いものから終わらせることです。
やることが多いと焦りますが、「全部やる」ではなく「重要なものをやる」と考えるだけでも、気持ちはかなり楽になります。
2. 時間は命だと意識する
時間管理の話はよくありますが、この本では「時間は命そのもの」という感覚で語られているのが印象的でした。
たしかに、何に時間を使うかは、そのまま自分の人生を何に使うかとほぼ同じです。
忙しいと目の前の作業をこなすだけになりがちですが、一度立ち止まって考えたくなる言葉でした。
3. 完璧主義を捨てる
細かいところまで気になって、なかなか前に進まない。
これは仕事をしていると本当によくあることだと思います。
もちろん品質は大事ですが、何でも100点を目指していると、時間も気力もどんどん削られてしまいます。
必要な品質を見極めて、まず進める。これもすごく大事だと感じました。
1日の使い方を変える系
4. 25分×10回の集中で1日の成果は出せる
本書の中でも、特に印象に残った項目の一つでした。
長時間だらだらやるより、短い時間でしっかり集中するほうが成果が出やすい、という考え方です。
「まとまった時間が取れないから進まない」と思うことは多いですが、短い集中でも積み重ねれば十分大きな成果になります。
すぐ試しやすい考え方なのもよかったです。
私自身、どうしても過集中になりやすく、気づけば8時間ほぼ休憩なしで仕事していた、なんてこともよくあります。
そのたびにどっと疲れが押し寄せてくるのですが、ポモドーロ用のタイマーを使ってメリハリをつけるようにしたところ、疲れが翌日に残りにくくなりました。
実際に試してみてよかったと感じています。
※石川愛用のポモドーロ用タイマーです

5. 頭を使う仕事は午前中に持ってくる
設計、調査、難しい判断など、頭を使う仕事はなるべく午前中にやる。
これはかなり納得感がありました。
受験勉強の頃からよく聞く話でもあるので、有名な考え方かもしれません。
ただ、私は午後のほうが集中しやすいタイプでもあるので、結局は人それぞれなのだろうなとも思います。
とはいえ、大事なのは「重い仕事を自分のコアタイムに持ってくること」なのだと思います。
それだけで、一日の満足度はかなり変わりそうです。
6. 大きな仕事から時間を確保する
つい、小さくてすぐ終わるタスクから片付けたくなります。
でも、そればかりやっていると、本当に進めたい大きな仕事が後回しになってしまいます。
大きな仕事ほど、意識して時間を確保しないと前に進みません。
忙しいときほど、この考え方は大切だと感じました。
ただ、これってかなり勇気がいるんですよね。
どうしても、小さな仕事を片付けてスッキリした状態で大きなタスクに集中したい気持ちもあるので、このあたりは永遠のテーマかもしれません。
7. 翌日の計画で1日を終える
一日の終わりに、翌日やることをざっくりでも決めておく。
これだけで、朝の動き出しがかなり変わります。
「明日は何から始めよう」と迷う時間が減るだけでも、かなり効率が上がりそうです。
地味ですが、すごく実用的な習慣だと思いました。
これを実践することで、退勤後に仕事のことを考える頻度も減りましたし、翌日の始業時にも無駄な“思い出す時間”が減りました。
とてもよい習慣だと感じています。
エンジニアらしく効率化する系
8. メールは決まった時間だけ見る
通知が来るたびにメールやチャットを開いていると、集中が何度も切れてしまいます。
メールは常に即反応するものではなく、見る時間を決める。
これは今の働き方にかなり合っている考え方だと思いました。
メールだけでなく、Teamsやチャットにもそのまま応用できそうです。
ただ、実際には先輩方を見ていると常に細かくチェックされていることも多く、このあたりは立場やポジションにもよるのだろうなと感じます。
理想と現実のバランスを見ながら、臨機応変に取り入れていくのがよさそうです。
9. 自動化できる作業は自動化する
エンジニアにとって王道ですが、やはり外せません。
毎回同じことをしているなら、それは自動化の候補です。
1回あたりは小さな作業でも、毎日・毎週積み重なると大きな時間になります。
派手ではなくても、こういう積み重ねが効いてくるのだと思います。
私自身、自動化や効率化はかなり好きな分野なので、このあたりはまた別記事でも書いてみたいです。
10. 自分で調べるべきことと、人に聞くべきことを区別する
これはすごく共感しました。
仕事ができる人ほど「調べる力」があると言われますが、同時に、調べても分からないところは早めに聞く判断も速い印象があります。
「調査する力」も立派な技術ですが、大切な時間を有効活用するには、自分だけで抱え込まないことも重要です。
実際、早めに相談したほうが、結果としてチーム全体の工数削減につながる場面を何度も見てきました。
最後に
残業を減らしたい人はもちろん、
「毎日忙しいのに、思ったほど前に進んでいない気がする」
と感じているエンジニアにも、かなり参考になる一冊だと思いました。
「もっと頑張る」よりも、どう働けば成果が出るのかを見直したい人に合う本だと思います。
気になっている方は、ぜひ読んでみてください。


