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EBSボリューム gp2 から gp3 に変更手順


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EBSとは

EBSはAmazon Elastic Block Store(EBS)、EC2インスタンスを構築する際に使用する高性能なブロックストレージサービスです。

ブロックストレージとは

AWSのブロックストレージは物理マシンの記憶領域として切り出してデータを管理、保存するストレージです。

EBSボリュームタイプを調べてみました

※今回の対象はSSDのgp2とgp3のみ調査しました。とio2は省略します。

タイプ gp3 gp2
耐久性 99.8%~99.9% の耐久性 (0.1%~0.2% の年間故障率) 99.8%~99.9% の耐久性 (0.1%~0.2% の年間故障率)
ユースケース ・トランザクションロード
・仮想デスクトップ
・中規模の単一インスタンスデータベース
・低レイテンシーのインタラクティブなアプリケーション
・ブートボリューム
・開発・テスト環境
・トランザクションロード
・仮想デスクトップ
・中規模の単一インスタンスデータベース
・低レイテンシーのインタラクティブなアプリケーション
・ブートボリューム
・開発・テスト環境
ボリュームサイズ 1GiB – 16TiB 1GiB – 16TiB
ボリュームあたりの最大 IOPS (16 KiB I/O) 16,000 16,000
ボリュームあたりの最大スループット 1,000 MiB/秒 250 MiB/秒
Amazon EBS マルチアタッチブートボリューム サポート外 サポート外
ブートボリューム サポート対象 サポート対象

なぜGP2→GP3に変更する必要があるか

1.gp2の場合「ストレージタイプ」、「ストレージ量」のみ選択可能。

2.一方で、gp3の場合は「IOPS」「スループット」を指定することが可能です。
なので、gp2に比べより事細かく設定が可能になったためコストの見直し、改善が見込める場合があります。
Amazon Elastic Block Store (EBS) 見積りツール

EBSボリュームタイプ変更Step

1.EC2のマネジメントコンソールから、インスタンスIDをクリックします

2.インスタンス概要画面になりましたら、下にスクロールすると左から詳細、と書いてありますので、左から4番目のストレージをクリックします。画面が切り替わりブロックデバイスをクリックしますとボリュームIDが表示されるので、ボリュームIDをクリックします。

3.変更をクリック

4.ボリュームの変更画面で、ボリュームタイプをgp2→gp3に変更します

5.汎用SSD(gp2)選択した場合
IOPSは固定の100/3000のみです。

6.汎用SSD(gp3)の場合
IOPS、スループットを変更できます。

サイズについて
ブロックデータストレージの物理とアリスメティック、オペレーティングシステム (OS) とファイルシステムの設計者の実装に関する意思決定によって制限されます。AWS では、サービスの信頼性を保護するためにボリュームサイズの制約を追加しています。

引用:Amazon EBS ボリュームの種類 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/ebs-volume-types.html

IOPSについて
1 秒あたりの入出力操作数を表す測定単位です。 操作は KiB 単位で計測され、基礎となるドライブテクノロジーが1 つの I/O としてカウントするデータの最大量を決定:します。 I/O サイズは、SSD ボリュームで 256 KiB、HDD ボリュームで 1,024 KiB に制限

引用:I/O の特性とモニタリング https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/ebs-io-characteristics.html

スループットについて
ファイルシステムをホストしているファイルサーバーがファイルデータを提供できる速度を決定する要素の 1 つです。 スループット容量では、秒ごとの I/O オペレーション (IOPS) が高くなり、ファイルサーバー上のデータをキャッシュするためのメモリが増えます。

引用:スループット容量の管理 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/fsx/latest/WindowsGuide/managing-throughput-capacity.html


7.ボリューム状態が使用中になっていることを確認しましょう

8.変更確認
EBS ボリュームのボリュームサイズの増加、変更、パフォーマンスの調整を行うことができます。


補足

EBSボリュームサイズ(gp2)とIOPSの関係を下記に表示しております

汎用 SSD (gp2) ボリュームのボリュームストレージの料金はプロビジョニングした容量 (GB/月) で決まり、お客様がそのストレージを解放するまで毎月料金が発生します。gp2 ボリュームのプロビジョニング済みストレージは、1 秒ごとに課金されます (最小課金時間は 60 秒)。I/O はボリュームの料金に含まれているため、プロビジョニングした各ストレージの GB に対してのみ課金されます。
汎用 SSD (gp3)ボリュームのボリュームストレージの料金はプロビジョニングした容量 (GB/月) で決まり、お客様がそのストレージを解放するまで毎月料金が発生します。すべての gp3 ボリュームには、3,000 のプロビジョンド IOPS (1 秒あたりの入力/出力操作) の無料のベースラインパフォーマンスと 125 プロビジョンド MB/秒スループットが含まれています。追加の IOPS とスループットは個別にプロビジョニングでき、IOPS またはスループットをリリースするまで、1 か月あたりの IOPS および 1 か月あたりの MB/秒でプロビジョニングした量によって課金されます。gp3 ボリュームのプロビジョンドストレージ、プロビジョンド IOPS、およびプロビジョンドスループットは、1 秒ごとに課金されます (最小課金時間は 60 秒)。

引用:Amazon EBS の料金: https://aws.amazon.com/jp/ebs/pricing/

最後に

汎用SSD(gp3)ボリュームは、汎用SSD(gp2)ボリュームに比べ、低価格でパフォーマンスが上がっています。もし、汎用SSD(gp2)を使用のままでしたらご検討してみるのも良いかと思います。

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