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こんにちは、協栄情報のきおかです。
今回はNATゲートウェイのルーティング設定について簡単に説明します。
自動ルーティング設定
VPC作成の際にVPCなどを選択して、

下記のようにNATゲートウェイを選択すれば、

下記のようにプライベートサブネットからのNATGWへのルーティングが自動的に設定されるはずです。

作成後のルートテーブルはこうなりました。

ではNATゲートウェイを後から追加したいとなった場合で、手動でルーティング設定する方法をご紹介します。
手動ルーティング設定
現在のルートテーブル
現在の私のルートテーブルは以下の状態です。
この画面はお使いのVPCから作成したVPCを選択し、Resource Mapから見れます。

NATゲートウェイ作成
まずVPCのコンソール画面からNATゲートウェイを選択し、NATゲートウェイを作成を選択します。
次に各項目を設定します。今回は(※)、サブネットをパブリックサブネットにします。

※プライベートIPアドレスをパブリックIPアドレスに変換させて、プライベートサブネット内のインスタンスがインターネットにアクセスできるようにします。他にもAWS公式ドキュメントでは2つのユースケースが紹介されています。
ルートテーブルを編集
次にルートテーブルを選択します。

インターネットに接続したいプライベートサブネットを見つけたら、該当するルートテーブルIDをクリックします。

次に、下の方の画面のルートを編集をクリック。

NATゲートウェイにルーティング
次に、ルートを追加をクリックして、下記のように追加します。
NATゲートウェイをデフォルトゲートウェイにしたいので、送信先を0.0.0.0/0にします。
ターゲットはNATゲートウェイを選択し、作成したNATゲートウェイを選択します。
最後に変更を保存を押します。

他にもインターネットに接続したいプライベートサブネットがある場合は、ルートテーブルを編集に戻って同様に行ってください。
これでNATゲートウェイのルーティング設定は完了です。
念のため、curlコマンドなどで接続テストを行ってみてください。接続が確認できれば完了です。
まとめ
今回はNATゲートウェイを手動で設定する方法をご紹介しました。
NATゲートウェイを利用することで、プライベートIPアドレスをパブリックIPアドレスに変換できます。その結果、プライベートサブネット内のインスタンスがインターネットにアクセスできます。
他にもNATゲートウェイの使い道はあるので、興味がある方はこちらのAWS公式ドキュメントを参照してみてください。
ではまた。


