基本情報技術者試験に合格したので、勉強時間や教材をご紹介

わたしは2024年1月にIT技術者の登竜門である「基本情報技術者試験」を受験し、科目A・科目Bともに合格しました。「基本情報技術者試験」は毎回合格率40%前後の試験ですが、数字以上に高い壁を感じました。この記事では、私が使用した使用教材、費やした時間をご紹介いたします。

 

 

基本情報技術者試験の対策法を紹介

わたしは2024年1月に基本情報技術者試験を受験し、結果が以下の通りです。

 
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およそ1カ月間を基本情報技術者試験の学習に費やし、一発で合格することができました。当初は学習期間を2週間と想定していましたが、わたしは科目Aの範囲の広さと科目Bの難易度の高さに驚き、さらに2週間延長したのです。ここで得た教訓をみなさんにも共有していきます。

 

 

■基本情報技術者試験とは

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基本情報技術者試験(FE試験、Fundamental Information Technology Engineer Examination)は、日本の情報処理技術者試験の一つであり、情報技術の基礎知識及び技能を認定する国家試験です。この試験は、情報処理推進機構(IPA)によって管理されています。以前は春と夏の年2回試験が実施されていましtが、2024年現在はテストセンターでいつでも受験可能です。

 

 

●試験の目的

基本情報技術者試験の目的は、情報技術に関する基礎的な知識や技術を有する人材を認定し、情報技術の活用能力を高めることにあります。この試験を通じて、情報システムの開発や運用、管理などに必要な基礎的な技術力を持つ技術者を育成することを目指しています。

 

 

●期待する技術水準

ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義、設計・開発・運用に関し、担当する活動に応じて次の知識・技能が要求される。

 

  1. IT全般に関する基本的な事項を理解し、担当する活動に活用できる。
  2. 上位者の指導の下に、IT戦略に関する予測・分析・評価に参加できる。
  3. 上位者の指導の下に、システム又はサービスの提案活動に参加できる。
  4. 上位者の指導の下に、システムの企画・要件定義に参加できる。
  5. 上位者の指導の下に、情報セキュリティの確保を考慮して、システムの設計・開発・運用ができる。
  6. 上位者の指導の下に、ソフトウェアを設計できる。
  7. 上位者の方針を理解し、自らプログラムを作成できる。

 

 

●試験時間・出題形式・出題数(解答数)

【科目A】

試験時間 90分
出題形式 多肢選択式(四肢択一)
出題数 60問
解答数 60問

 

【科目B】

試験時間 100分
出題形式 多肢選択式)
出題数 20問
解答数 20問

 

 

●合格基準

各科目の評価点が基準点(600点)以上の場合に合格です。

 

 

■基本情報技術者試験対策に使用した教材

「基本情報技術者試験」合格において、重要なのが使用する教材です。わたしは次の3つの教材を使用しました。

 

  • 【令和6年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集
  • 情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版
  • 基本情報技術者過去問道場

 

 

●【令和6年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集

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まずは科目A対策の教材を紹介します。「【令和6年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集」は科目Aで出題される範囲の中から、過去問で頻出している内容に焦点あてた参考書です。これ一冊で無駄なく科目Aの勉強ができるのがオススメの理由です。

 

●情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版

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こちらは科目B対策の教材です。上記の「【令和6年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集」にも科目Bの章があるのですが、内容が薄いです。必ず「情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版」も使用してください。基本情報技術者試験は科目Aと科目Bそれぞれが正答率60%でなければいけません。科目Aが満点でも、科目Bが正答率59%だった場合落ちます。科目B対策に特化した「情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版」を必ず使ってみてください。

 

●基本情報技術者過去問道場

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さいごに紹介するのは、「基本情報技術者過去問道場」です。科目A対策の「【令和6年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集」が読み終わったら、隙間時間に「基本情報技術者過去問道場」の問題を何度も解きましょう。ここで重要なのが、過去問を何年分もたくさんやるのではなく、直近5年分を3周、4周と何度もやりましょう。10年分を一回やるより、直近数年分を3周したほうが記憶に残ります。

 

 

■基本情報技術者試験対策の計画の立て方

わたしは次の期間と時間で基本情報技術者試験に合格しました。

 

期間: 30日間
時間: 60時間

 

「基本情報技術者試験」は現在、テストセンターが空いていればいつでも受験可能です。便利な反面、いつでも受験できるので後回しにした結果、直前に一夜漬けをして落ちる方が多いです。まずは余裕をもった計画を立てましょう。例としまして、わたしは約1か月後に設定しました。(最初は2週間度でした、、、)

 

合格までに費やした時間は、平日2時間、休日も2時間のおよそ60時間です。休日にたくさん勉強する方がいますが、一日に覚えられる量はおおよそ決まっていますので、休日にたくさんやるのではなく、毎日決まった勉強量をコツコツこなすようにしましょう。

 

 

●時間管理

資格試験は時間との勝負です。だらだらやってもしようがありません。期日を決めて、計画を立てて、試験に臨みましょう。わたしが科目Aと科目Bに合格するために実行したスケジュールを紹介します。

 

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基本情報技術者試験に合格するためには、毎日コツコツやることです。また、勉強する時間配分も科目Aと科目Bでバランスよく配分しましょう。科目Aの出題範囲が広いため、科目Bがおろそか、もしくは全く勉強せずに試験を受ける方がいるようです。しかし、IT未経験の方の場合は、ほぼ間違いなく落ちます。科目A、科目B,両方ともしっかりと準備して、試験に臨みましょう。

 

 

■基本情報技術者試験当日の感想

AWSの試験やLPICの試験をテストセンターで受けたことがある人には、基本情報技術者試験は戸惑うことがあるかもしれません。

 

ひとつには科目Aと科目Bの間に10分間の休憩があることです。科目Aが終わると、休憩を知らせるボタンを押してください、のようなアナウンスが表示されます。テストセンターの方が席に来て、休憩を促されます。わたしはドリンクゼリーを持って行っていたので、水分補給とドリンクゼリーの摂取、トイレに時間を使って、席に戻りました。

 

もうひとつ戸惑うのが、メモ用紙です。基本情報技術者試験では紙が1枚と、ペンが1本支給されます。紙は一枚使ったら、係の人を呼び、紙を一枚もらう、という流れです。メモ用紙を節約しようと小さく書かず、どんどん交換していきましょう。

 

 

まとめ

基本情報技術者試験は初級エンジニアにとって、基礎知識をチェックするための有用な資格試験です。国家資格でもあるので、転職やキャリアップに有利に働くのはもちろん、そのさきの応用情報や高度資格への入り口でもあります。基本情報技術者試験に挑もうと思っている方に、少しでも力になれればうれしいです。

 

 

参考リンク:独立行政法人情報処理推進機構

 

↓ほかの協栄情報メンバーの基本情報技術者試験についての記事を公開しています。ぜひ参考にしてみてください。
 

 
未経験からエンジニアへ! 基本情報技術者試験のすゝめ(TERAO)

 

 

Last modified: 2024-02-24

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