AWS SAP試験(SAP-C02)を受験したので勉強法などをまとめます

こんにちは、西海です。
AWS資格の取得を目指す中で、AWS SAPの取得を1つの目標と考えている方は多いと思います。
かくいう私もその一人で、前回AWS SCS試験に合格した後から準備を進めておりました。
そして今回、AWS SAP試験(SAP-C02)を受験し合格できたので、試験の雰囲気や勉強方法についてまとめます。

なぜSAP資格を取得するのか

まず、SAP資格を取得するメリットについて整理してみました。
私が現在SES業務に携わっているため、その視点からまとめています。

  • スキルの証明
    SAP試験に合格することで、試験ガイドに記載されている次の能力の証明になります。

Architected フレームワークに基づいて AWS ソリューションを設計し、最適化することを課題とし、受験者の高度な技術スキルと経験を検証します。
この試験では、受験者が AWS Well-Architected フレームワークの範囲内で次のタスクを完了する能力も検証されます。
• 複雑な組織に対応する設計
• 新しいソリューションのための設計
• 既存ソリューションの継続的な改善
• ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速• ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速

  • 会社内でステップアップにつながる
    SAPはSAAの上位資格となるため、取得すればより重要な案件へ参加させてもらえる可能性が上がります。
    特にSES業務がメインの会社に在籍している場合、経歴書にSAPの記載があればかなり大きなアピールポイントになります。

  • 給料アップにつながる
    先ほどのステップアップがうまくいき上流工程の業務に参加できれば、単価アップにより給料アップが期待できます。
    また、資格取得報奨金制度などが整備されている会社であれば、直接的に給料への反映が可能です。
    ちなみに弊社にも報奨金制度があり、AWS資格はすべてその対象となります。

私の勉強方法と教材

次に、実際の勉強方法と利用した教材について共有します。

  • CloudTechの問題集を活用
    今回の勉強についても、CloudTeckがとても有用でした。
    SAPの練習問題は300問用意されており、解答の解説は全問テキストで詳細な解説と一部動画での解説も用意されています。
    特に動画での解説はテキストの解説より分かりやすく、問題の要点についてより把握しやすかったです。
    また、間違えた問題にフラグを付けて管理することができ、複数回間違えた問題のみ復習することもできます。

  • 勉強期間
    勉強に費やした期間は約3ヶ月でした。
    私はSAPで問われるサービスを使用したシステム構築が未経験であり、現在の業務でも経験する機会が少ないです。
    ただ、SAAやSCSで問われた内容が出てくることもあり、実際に経験がなくてもある程度は何を問われているか理解できると感じました。
    そのため、業務でSAPの範囲を触っている方にとってはもっと短い期間で取得できると思います。

  • 勉強方法
    私の場合、とにかくCloudTeckの練習問題を解きまくり、問題の勘所や要点を覚えることを心掛けてました。
    箇条書きにすると以下の流れになります。

    ①CloudTeck練習問題を1週する。その際、分からない問題はすぐに解説を見る。
    ②問題や解説の中で知らない単語などがあったらその都度調べる。
    ③練習問題に戻り、2~3週する。
    ④2回以上間違えた問題を復習する。

    1週目は解けない問題の方が多いので、無理に解こうとはせず問題と答えを理解するつもりで進めました。
    その際、知らない単語やサービスについては控えておき、時間のあるときに調べて概要を把握しておきます。
    ある程度調べものが完了したら練習問題を周回します。その際、フラグ機能を使って2回以上間違えた問題を控えておき、隙間時間で解説を確認します。

    私の場合ですが、試験までに正答率が8割を超えることを目標にして勉強するモチベーションを保っていました。

実際の試験の雰囲気と感想

ここまで準備したら、あとは試験を受けるだけです。
しかし、実際に試験を受けた際にいくつか気を付けた方がいいことがありました。

  • 試験会場へは余裕を持って行こう
    SAP試験を受ける方は大体ほかの認定試験を受けていると思うので念のためですが、テストセンターでの受験を選択した場合、会場へは余裕をもって到着できるようにしましょう。
    予約時間を過ぎてしまうと、最悪の場合受験できなくなる可能性があります。(よほど大幅に遅れない限り大丈夫だと思いますが。。)
    余裕を持って到着しておくことで、試験前の最終確認や気持ちを切り替えて試験に臨むことができます。

  • 時間配分に気を付けよう
    SAPはアソシエイト試験と比べると問題数が75問と多く、さらに問題文と選択肢が長文だったりもするため、全問解くのにかなり時間がかかります。
    試験時間は180分ありますが、それでも余裕はあまりないと思っておいた方がいいです。
    分からない問題にはフラグを付けて後にまわし、解ける問題を先に片付けてしまいましょう。

  • CloudTechの暗記だけでは厳しい
    CloudTechの問題集は非常に役立ちましたが、問題と答えの組み合わせを暗記するだけでは合格は難しいと思います。
    確かにCloudTeckで見たことある問題とほぼ同じ問題が出題されたりもしますが、あっても数問です。
    そのため、CloudTeckで勉強する場合は問題で問われている内容と、それを解決するには何のサービスを利用するか、どういった手法があるかを学ぶようにしましょう。

まとめ

目標の1つであったAWS SAP試験に受かることができ、とても嬉しいです。
仕事をしながらの資格勉強はなかなか大変なため、通勤などの隙間時間で進めることのできるCloudTeckは本当に最高のサービスですね。
また、スキルビルダーを登録されている方なら、公式の練習問題などで先に問題の雰囲気をつかんでおいてもいいかなと思います。(リンクは英語版ですが、日本語版も存在します)
AWS Certified Solutions Architect – Professional 公式練習問題集

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Last modified: 2024-10-30

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