この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので十分ご注意ください。
業務でJP1に触れることがありますので、それぞれの役割を理解するためのアウトプットです。
JP1とは
日立製作所が提供している統合運用管理ソフトウェア。
日立のHPはこちら
JP1/AJS3のそれぞれの機能
JP1マネージャサーバ(JP/AJS3-Manager)
システム全体で実行されるジョブのスケジュールを作成し、それに基づいてジョブをエージェントサーバに割り当てる役割を担う、総合管理役。
ジョブの開始、停止、監視、再試行などの管理を行い、問題が発生した場合には適切なアクションを取る。
ジョブ実行制御のエージェント機能も持っているので、自らエージェントとしてジョブの実行もできる。
JP1ビューサーバ(JP1/AJS3-View)
GUIにてモニタリングと可視化を行い、以下の機能を提供する。
①ジョブ実行状況や実行結果の確認
②ユニットやジョブスケジュール、カレンダーの定義
③異常終了したジョブのリラン(再実行)
④ジョブネットの実行スケジュール一時変更
JP1エージェントサーバ(JP/AJS3-Agent)
マネージャサーバからの指示を受けて、各ノード上でジョブを実行する。
以下の製品を使用。
【JP1/Base】
JP1/Baseは、JP1製品全体の基盤となる管理機能を提供する。
JP1/AJS3-Agent含む各種エージェントのジョブスケジュールを統括する。
•統合管理:システム全体のジョブやリソース、スケジュールなどを一元的に管理。
•ユーザ管理:ユーザー認証やアクセス権限の管理。
•ログ管理:システム全体のログを収集し、管理。
【JP1/AJS3-Agent】
JP1/AJS3-Managerからのジョブ命令を受け、処理を実行し、実行状況や実行結果をJP1/AJS3-Managerに送信する。
JP1/Baseの管理下で動作する。
簡単にまとめると…
JP1マネージャサーバ(JP/AJS3-Manager)がジョブの実行と管理を担当し、JP1エージェントサーバ(JP/AJS3-Agent)へジョブ実行命令を出し、JP1エージェントサーバがジョブ実行を行う。
JP1ビューサーバ(JP1/AJS3-Manager)はGUIにてジョブ定義やジョブスケジュールの登録、異常終了したジョブのリラン(再実行)、ジョブスケジュールの一時変更という操作を行う。
図にするとこんな感じ。
おわり
全体像を把握できたので理解が進みそうです。
文字だけで理解するのは難しいので、図解化するのが大事だなぁと思いました。