マルチクラウドの接続方法を考える

こんにちは、きおかです。

今回はマルチクラウドネットワークの本を買ったところ、新たな学びを得たので、まとめてみました。

パブリッククラウドへの接続方法を考える

パブリッククラウドへの接続はインターネット接続が前提

パブリッククラウドへの接続はインターネット接続が前提です(詳しくは前回の記事をご覧ください。)。

パブリッククラウドへの「プライベート」な接続方法を考える

「プライベート」な接続は、まずVPCにより他ユーザーのリソースからネットワークを分断し、また、アクセス権を制限し、その「プライベート」なネットワークであるVPCとの接続方法を考える必要があります。
2つの方法があります。

  1. インターネット網を介するVPN接続
  2. WANサービスを介する接続

こちらも詳しくは前回の記事をご覧ください。

マルチクラウドの接続方法

CSP間接続か、オンプレのハブ接続か

マルチクラウド接続の方法は大まかに2つです。

  1. 他パブリッククラウド(CSP: Cloud Service Provider)をオンプレとみなして接続(下図だとルーティングループする可能性があるので、オンプレといずれかのCSPの接続を切る必要がありそうです。)
  2. オンプレをハブとして各CSPを接続する

CSP間接続

上記1.のCSP間接続もいくつかの方法に分けられます。

  1. WANサービスを利用する。具体的には、イーサネット専用線(いわゆるL2のWANサービスである広域イーサ網)を用いて、AWS Direct ConnectやMicrosoft Azure ExpressRouteと接続する。
  2. CSPのマネージドVPNサービスを利用して、インターネットを通ってIPsecでトンネル化・暗号化する。
  3. サードパーティのサイト間VPNを利用する。

AzureGCPそれぞれドキュメント化されているので、ご参照ください。AWSでは他CSPとの接続に関する専用のページは見つけられませんでした。

オンプレのハブ接続

本質的にはオンプレとパブリッククラウドの接続なので、何度も案内してすみませんが前回の記事を読んでください。。笑
マルチクラウドとしてやるべきことは、ルーティングですね。暗号化等の前に通信できることが大前提なので、まずはルーティングされてpingが通るように設計構築する必要があります。

さいごに

私自身、GCPもAzureも今回初めてドキュメントを読みました。しかし本質的には従来の技術がベースであり、オンプレや仮想化の技術を理解しておけば、CSPが変わったとしてもかなり理解は早く進むのだと感じました。

今後もオンプレや仮想化などのクラウドのベースとなる技術の勉強は続けていきます。

それではまた!

Last modified: 2023-12-31

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