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Amazon Web Services(AWS)の認定資格は、IT系資格ランキングで1,2を争う人気資格ですよね。
今回わたしはAWS認定資格12個あるうちの「AWS Certified Developer – Associate(AWS-DVA)」を受験しました。
AWS-DVAを取得することで、社内の評価が高まったり、就職・転職活動をする際に有利に働いたりします。AWS-DVAはデベロッパーの役割を担う人向けの認定なので、AWSを使ってどうサービスを提供していくかを知りたい方におすすめの認定です。
今回の記事ではわたしがAWS-DVA取得のために行った勉強方法や勉強時間、受けた感想を紹介します。
AWS-DVAを受験してみた
勉強方法などを紹介する前に、2023年5月に受けたわたしの受験結果をお伝えします。
なんとか合格することができました。試験中に自信をもって回答できたのが65問中41問でしたので、合否がわかるまでひやひやしていました。
■AWS-DVAとは
まずは「AWS Certified Developer – Associate(AWS-DVA)」の概要を紹介いたします。
- レベル:アソシエイト
- 時間:試験完了までに130分
- コスト:150USD
- フォーマット:65個の質問、複数選択または複数応答のいずれか
- 対象言語:英語、フランス語 (フランス)、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語 (ブラジル)、中国語 (簡体字)、スペイン語 (ラテンアメリカ)。
- 受験対象者:
・少なくとも1つの高度なプログラミング言語の深い知識を持つ開発者として勤務した経験
・AWSテクノロジーに関する経験
・オンプレミスITの経験、オンプレミスとクラウドのマッピングの理解
・他のクラウドサービスでの業務経験
さらに詳しく知りたい方はこちらから
●アソシエイトレベルとは
AWS認定はFOUNDATIONAL・ASSOCIATE・PROFESSIONAL・SPECIALTYの4つのレベルに分かれています。
「AWS Certified Developer – Associate(AWS-DVA)」はアソシエイトレベルですが、アソシエイトレベルとはどれくらいのレベルを求められているのでしょうか。
AWSの知識とスキルを証明し、AWS クラウドのプロフェッショナルとしての信頼性を構築するロールベースの認定です。クラウドおよびまたは豊富なオンプレミスでの IT 経験があることが望ましいです。AWS公式webサイトより
■AWS-DVA合格のためにやったこと
わたしは2023年5月にAWS-DVA-C02を受験しました。合格にむけて何をやったかを紹介します。
●筆者の知識レベル
わたしのAWS知識・業務レベルに触れておきます。
- AWSに触れて1年未満
- 保持しているAWS認定資格:CLF、SAA、SOA
- 構築・運用を主に行っています
●勉強時間
AWS-DVA-C02を受験するにあたって、わたしが勉強した時間・期間は以下の通りです。
- 勉強時間:20時間(平日1時間、休日8時間)
- 勉強期間:6日間
わたしはAWS-SAA,SOAを取得していて、かつ実務でもAWSに触れておりますが、AWS-DVAの範囲内のAWSサービスにはあまり触れていませんでした。特に、以下のサービスは一切触ったことがありませんでした。
- Amazon Kinesis
- AWS Elastic Beanstalk
- Amazon DynamoDB
- AWS CodeBuild
- AWS CodeCommit
- AWS CodeDeploy
- AWS CodePipeline
- Amazon API Gateway
まずは上記サービスについて知るために時間を費やし、残りは問題集でアウトプットを行いました。
「平日に時間を確保できないよ」という方もいるかと思いますが、まとまった時間で勉強したわけではなく、朝・昼・夜・通勤で数十分ずつ確保した感じです。
今回の勉強方法は問題集を解くことが基本なので、隙間時間にちょくちょくやることができました。
●DVA合格のための勉強方法
わたしがAWS-DVA合格のために行った勉強方法は、“AWS Hands-on for Beginnersシリーズの実施”と“とにかく問題を解くこと”です。
わたしの勉強方法は、すでにAWSサービスについて基礎的な知識があることが前提になる勉強方法かもしれません。利用した問題集・ハンズオンは、以下のものです。
AWS-DVAは開発で利用されるAWSサービスの組み合わせ方を理解することが重要です。わたしは普段構築・運用を行っていますが、開発の方が使うAWS CodeCommitやAmazon API Gateway、Amazon Kinesisについて概要しか知りません。
しかし、AWS-DVAは、
- AWS LambdaとAmazon API Gateway
- AWS LambdaとAmazon DynamoDB
- AWS LambdaとAmazon Kinesis
- AWS CodeBuild・AWS CodeCommit・AWS CodeDeploy・AWS CodePipeline
など、AWSサービスを組み合わせた問題が出題されます。
上記AWSサービスを理解するために、AWS Hands-on for Beginnersシリーズの以下のハンズオンをやっておきました
- サーバーレスアーキテクチャで翻訳 Web API を構築する
- AWS SAM を使ってテンプレートからサーバーレスな環境を構築する
- AWS Step Functions 入門 – ビジュアルツールを使ってローコードにワークフローを作成する
- AWS 上で静的な Web サイトを公開しよう!
- AWS Code サービス群を活用して、CI/CD のための構成を構築しよう!
- Amazon Elastic Container Service 入門 コンテナイメージを作って動かしてみよう
つぎに、出題範囲のAWSサービスについて理解したら、問題集を解いていきます。CloudTech|AWS初学者を導く体系的な動画学習問題集にはAWS-DVAの問題が250問以上+模擬試験問題があります。
わたしは時間が限られていたので、150問を2周しました。サイトでも紹介されていますが、10問ずつを2周するパターンで解いていきます。
時間がある方は、すべての問題を3周してみてください。
■AWS-DVA認定試験の感想
AWS-DVAを受験してみた感想を載せておきます。
-
Amazon DynamoDBばっかり?
⇒問題を解いていると、Amazon DynamoDBに関連する問題が多く感じました。おそらく気のせい -
SOAほど深く聞かれない
⇒AWS-SOAに比べ、素直な問題が多いです。各サービスをしっかり理解していれば必ず解けます。 -
短期間で取得しよう
⇒わたしは構築・運用を主に行っていて、セキュリティやコストに関心があります。現在開発にはあまり興味がないため、試験勉強のモチベーションが持ちづらかったです。
わたしのような方はハンズオンでサービスの概要をつかみ、問題集を利用して短期間でアウトプットして試験に挑みましょう。
まとめ:「AWS Certified Developer – Associate(AWS-DVA)」に合格したので、勉強方法を紹介
Amazon Web Services(AWS)の認定資格は近年、価値が高まってきています。わたしの周りではエンジニア職の方だけではなく、営業職や事務職に就いている方もAWS認定資格を取得しているんですよね。
「AWS Certified Cloud Practitioner(CLF)」や「AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)」を持っている方にはぜひ、ネクストステップとして「AWS Certified Developer – Associate(AWS-DVA)」にトライしてみてほしいです。
参考サイトリンク:AmazonWebServices-トレーニングと認定
↓ほかの協栄情報メンバーの勉強方法も公開しています。ぜひ参考にしてみてください。
■AWS SAA 合格体験記(higa)
https://cloud5.jp/aws-saa-exam/
■SAAを3年ぶりに再受験(資格更新)した話(ebiharatomoko)
https://cloud5.jp/saa-recertification/
■0知識から一か月で合格した認定AWS SAAの経験シェア(liangxinyu)
https://cloud5.jp/aws-saa-c02-test/
■AWS SAA-C02認定の学習経験(lujian)
https://cloud5.jp/aws-saa-c02-learning/
■ソリューションアーキテクト – アソシエイト合格雑記(TERAO)
https://cloud5.jp/saa-pass-note/