この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので十分ご注意ください。
こんにちは、きおかです。
先ほど『VLANとサブネットについて』という記事を投稿しました。
これに関連して、VLANを用いる際のフレーム構成についてまとめました。
イーサネットフレーム
イーサネットフレームはIEEEのものもありますが、現在はDIX規格というのが主流のようです。
プリアンプル
イーサネットフレームが始まることを表します。
クロック周波数と同期を取り、電気信号を処理していきます。
宛先/送信元MACアドレス
機器個別に付与されたMACアドレスを元に通信します。
IPアドレスで通信しているように感じますが、実際はMACアドレスで通信しています。
また、MACアドレスは簡単に変更できるようなので、ARPスプーフィングなどの攻撃に注意する必要があります。
タイプ
この後続く通信プロトコルを表します。IPv4なら0800になります。
データ
イーサネットからはこの後にIPが続こうがICMPが続こうが全て「データ」として処理します。
イーサネットフレーム+VLANタグ
『VLANとサブネットについて』でもお話ししましたが、タグVLANを使う際にVLANタグを用います。
(ポートVLANはスイッチングハブ内部の処理なのでフレームに変化はありません。)
前提と気づいたこと
きおかはてっきりタイプは1つだと思っていました。また、プロトコルというのは1つのレイヤーにつき1つだと思っていました。
例えばDIX規格を使うならIEEE802.1Q(タグVLANの規格)は何か別の形でフレームが生成されるのだと思っていました。
実際は、DIX規格に追加される形で、プロトコルを追加で作成していけるようです。
具体的には、宛先/送信元MACアドレスとタイプの間に、更にタイプを追加してIEEE802.1Qの識別子(0x8100)を格納し、その後にVLANタグを格納するようです。
IEEE802.1Qフレーム
先ほど述べたように、まずタグプロトコル識別子(IEEE802.1Q: 0x8100)を付加し、タグ制御識別子を付加します。
その後、12bitを使ってVLAN IDを付加し、論理ポートを指定します。(優先度とDEIについては勉強中ですすみません)
最後に
AWSを触っていると全く気にすることのなかったイーサネット系(L2系)ですが、オンプレやオンプレとのハイブリッドにも対応できるよう、勉強を続けていこうと思います。
今回はここまで!